コロナ感染拡大中でも7月の全国百貨店売上高は堅調⇒連想銘柄は?
日本百貨店協会が本日発表した7月の全国百貨店売上高(調査対象の百貨店は73社・191店舗)は、店舗数調整後で前年同月比4.2%増の4020億円と、2か月ぶりにプラスとなりました。しかしながら、新型コロナウイルス感染症の拡大前である前々年と比べると未だ17.4%減にとどまっている水準です。
▼令和3年7月 全国百貨店売上高概況(8月23日)
https://www.depart.or.jp/store_sale/files/202107zenkokup.pdf
商品別に見ますと、主要5品目のうち、雑貨、身の回り品、食料品、衣料品の4品目が前年実績を上回っております。雑貨のうち高級時計などを含む美術・宝飾・貴金属は30%増と大幅に増加し、前々年比でも9.1%の伸びを示しています。
なお7月の東京地区百貨店売上高(調査対象の百貨店は12社・24店舗)は1061億円で、既存店ベースでは8.0%増となり、前年実績を5カ月連続で上回りました。
▼令和3年7月 東京地区百貨店売上高概況(8月23日)
https://www.depart.or.jp/store_sale/files/202107tokyop.pdf
時短営業等によって三密回避の施策がとられる中にあっても、百貨店の売上高が伸びているのであれば、百貨店のテナントや百貨店以外の小売業に関しても、売上は同様に好調推移していると見て宜しいかもしれません。依然としてコロナ感染の拡大は予断を許さない状況ではありますが、小売り流通業はEC転換などの努力もあって、「アフターコロナ」でなく「ウィズコロナ」においても耐性が備わってきていると見る事も出来ましょう。
私にとって弊社における初の推奨銘柄としてご紹介する「七福神銘柄」では、そんな小売り流通業の成長株をご紹介致しましたが、近日中にはその銘柄選定の際に候補として考えていた他銘柄についても特別にご紹介申し上げる予定です。
全体相場の地合いが改善に向かうのであれば、コロナ感染の行方には引き続き予断を許さない状況の中でも、小売業全般は「監視対象」として切り返しのタイミングを注視しておく事もご一考かと存じます。
執筆:木村泰章
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