株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

(一社) 人工知能学会:18801(公社)日本証券アナリスト協会:01159

あすなろ投資顧問

2021-09-01 17:00:00

アナリスト木村の銘柄研究部

本日一番驚いたのはコマツ(6301)の戻り

皆様、日々の株式投資へのお取り組み、ご苦労様です。

7月9日に付けた年初来安値2576.5円は下回らないものの、8月には2600円割れが2日観測されるなど、冴えない動きが続いていたコマツ株は、本日窓を開ける形で大幅上昇し、終値で2800円を上回りました。
東証一部の値上がり率上位銘柄の19位、東証全市場の売買代金上位銘柄でも26位にランキングされております。

直接の材料は、昨日の取引終了後に、キャシー・ウッド氏率いるアーク・インベストメント・マネジメントが、8月17日以降ほとんどの営業日にコマツのADRを買い増していた事を、Bloomberg社が伝えた事によります。

コマツと言えば建機の最大手の一角、コマツと言えば中国、というイメージですが、
中国のPMIの低下が伝えられたばかりなのに、こんなにも強気で良いのでしょうか・・?
https://1376partners.com/blog_kimura?year=2021&month=8&date=31

日経平均の戻りも、想定以上のペースで既に28500円目前。
久々の月末高となった昨日、米国株の軟調地合いをものともしなかった本日、日本の株式市場には急激に「持たざるリスク」さえ意識され始めたように感じます。

しかしながら、東証1部の値上がり銘柄数は1547、値下がりは532、変わらずは109と、決して全面高の様相ではありません。
業種別株価指数は、一足先に上昇していた、海運、鉄鋼などが前日比マイナスとなっています。

なかなか切り返せなかったコマツ株の大幅上昇は、先行きの更なる上昇を示唆し、相場の潮流が変化したと見るべきなのか、逆に、全体相場の切り返しの最終局面なのか、今週いっぱいくらいはその値動きから目が離せない展開が続きそうです。



執筆:木村泰章

無料新着記事

記事一覧へ

今ご登録で特典5銘柄+大石銘柄+5000ptをプレゼント!

今すぐ無料登録 クリック