木村・若木ニコイチコラボコラム:福利厚生を考える
かなりくだけた内容ですが、週末・休日版という事でご了承いただき、お付き合いください。
9月から、米国西海岸LAの大学に進学した私の娘、渡米前に一番の楽しみは何?と訊いたところ、「DOUBLE-DOUBLE!」と即答。
コレです。
https://www.in-n-out.com/menu
日本でも「グルメバーガー」は既に広く認知されておりますが、さすがに本場米国は規模が違います。
例えば、日本ではラーメン屋さんが無数にあるように、米国にはハンバーガー屋さんが無数にあり、かつ、そのひとつひとつに地元・ローカル層を中心にファンが居ます。
ちなみに、私自身は少数派ながら中毒的な支持者が多いFuddruckers(フッドロッカーズ)派。気になる方は「Fuddruckers」で検索してみて下さい。
その分競争は熾烈で、そのFuddruckersは、南カルフォルニアの店舗を数年前に全て閉鎖してしまいました。
カリフォルニア、特にLA圏では、今や前述の「DOUBLE-DOUBLE!」のIn-N-Out Burger(イン・アンド・アウト・バーガー)が「一強」くらいの勢いです。
In-N-Out Burgerは非上場、日本にはイベント等でポップアップ上陸した事はありますが、未だに店舗はありません。
一時は新宿、原宿、広尾や吉祥寺に店舗が在った、NYの老舗ホッドドッグ屋さんNathan's Famous(ネイサンズ)も、10年ほど前に日本から撤退してしまいました。
「ホットドッグ早食い選手権」でも有名ですね。
こちらも、気になる方は「ネイサンズ」で検索してみて下さい。
Nathan'sの日本撤退のキッカケは、一従業員(アルバイト)の「ブログ炎上」で、いわゆる、使用人としての管理責任、モラル、ガバナンスが問われる社会問題へと発展し、「退場」を余儀なくされたわけですが、その頃は既に米国においても、熾烈な競争に遅れを取り始めていて、特に、「グルメバーガー」に舌の肥えている西海岸カリフォルニアではNathan'sは存在感を示せませんでした。
話は一気に「こじつけ」へと転じますが、従業員の管理体制までを企業が問われる時代にあって、管理される側の従業員も黙ってはいません。
賃金の値上げを要求し、福利厚生を求め、少しでも自身にとって有利な条件で働ける職場を選択する風潮は、米国だけでなく日本でもあたりまえとなりつつありましょう。
コロナ禍での外食産業全般に対する営業規制は、10月25日から大幅に緩和される事となりますが、コロナ禍で大幅な労働力調整、人員削減を行ってきた外食産業は、通常営業への回帰を目指しても人繰りが間に合わない、という問題が発生しています。
業態は全く違いますが、弊社あすなろ投資顧問は、おかげさまで「福利厚生」面が手厚く、私たち従業員が負担無しに通えるトレーニングジムがあったり、会社負担でインフルエンザ予防接種を受けられたり、休日の勉強会等のエクストラワークにも種々の手当てが用意されております。
コロナ禍からの脱却局面だからこそ、今後は働く人の福利厚生面にも重きを置いた、企業の舵取りが求めらるように思います。
企業福利厚生代行事業を展開する企業としては、ベネフィット・ワン(2412)とリログループ(8876)が代表的な存在として有名ですが、うち、ベネフィット・ワンに関しては、11月12日に発表予定のMSCIの定期見直しで、採用銘柄の本命の一つと目されているようです。
MSCIの定期見直しに関しては、「億男W」こと若木のコラムで詳しくご紹介しておりますので、是非ご参照ください。
▼2021/10/23 9:00更新『億男W直伝 勝利トレード攻略法』はコチラ
https://1376partners.com/content_page/14369
執筆者:木村
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