注目決算発表ファーストルック3:コマツ・アドバンテスト・ソニー
本日も引き続き、取引終了後に発表された決算のうち、あくまでも個人的に目に付いたものだけを下記に取り上げご紹介致します。
昨日取り上げたSCREEN(7735)は8%超の大幅高、逆にファナック(6954)は8%超の大幅安と、相場全体のセンチメントに与える影響も決して小さくありませんので、是非、明日の相場の「温度感」を予測するうえにも、ご参照ください。
・コマツ(6301):2Q業績急拡大で通期見通しも上方修正
10月28日取引終了後に、22.3月期2Q期累計(4-9月)の決算が発表されました。
連結税引き前利益は前年同期比2.3倍の1365億円に急拡大し、通期の同利益を従来予想の2170億円から2770億円(前期は1627億円)に上方修正しております。
今期の年間配当も従来計画の62円から80円(前期は55円)に増額修正されました。
気になる中国部分については、日立建機(6305)のコメントと同様に、「建機・鉱山機械ともに中国以外の地域において需要が好調に推移」とコメントしています。
通期平均の想定為替レートは、米ドル105円⇒108.5円、ユーロ124円⇒128.6円、人民元16円⇒16.8円に修正しております。
足元の株価は、10月5日の年初来安値2544.5円から切り返しの動きが鮮明となっておりますが、今回の好決算発表と業績見通しの上方修正を受け、3000円台を上伸するものと考えます。
・アドバンテスト(6857):2Q業績急拡大で通期見通しも上方修正
10月28日取引終了後に、22.3月期2Q期累計(4-9月)の決算が発表されました。
連結税引き前利益は前年同期比61.2%増の472億円に拡大し、通期の同利益を従来予想の1000億円から1050億円(前期は696億円)に上方修正し、24期ぶりの過去最高益見通しです。
・ソニーグループ(6758):2Qの連結税引き前利益は前期比減益ながら通期は上方修正
10月28日取引終了後に、22.3月期2Q期累計(4-9月)の決算が発表されました。
連結税引き前利益は前年同期比1.0%減の5663億円となりましたが、通期の同利益を従来予想の9550億円から9900億円に上方修正しております。
また、TSMCの日本進出に関して、同社の日本工場立ち上げに協力し、ロジックウエハーの調達先に加える方針を示しています。
上記3社以外にも、オムロン(6645)、ローム(6963)、など主要な電気機器企業の上方修正が目立ったように思います。こうした主要企業の好調決算を受けて、全体相場の膠着感も徐々に払拭され、投資マインドやセンチメントも改善に向かうものと期待します。
執筆:木村泰章
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