ガソリン価格に政府介入
本日の日経新聞より
『政府はガソリンなどの価格高騰を抑える新たな対策を導入する。萩生田光一経済産業相は16日、「ガソリンなどの価格が一定の水準を超えた場合に元売り事業者に価格抑制の原資を支給する時限措置を考えている」と表明した。ガソリン価格が全国平均で1リットルあたり170円を超えた際に補助金を出し、同5円を上限に支給する案がある。
元売りが国からの補助金分を差し引いた卸価格でガソリンスタンドなどの小売店に供給することで、小売価格の上昇を抑え燃料を使う企業や家計の負担を和らげる。』
【私見】
ガソリン価格の高騰で、脱炭素社会へ向けて、環境に配慮したEV車への販売促進へ一歩踏み出せる好機と見ていたが、政府は脱炭素社会より目先の景気を優先したように思える。
政府のやることは、米国の尻を叩いてOPECプラスに増産を呼びかけることで、目先の価格調整ではないように思える。
もっと先を見通せる●●家はいないのか
※これまでWのコラムでは、たびたびWTI原油先物の動向をチェックしてきたが、政府の介入によりガソリン価格の上値(約170円)が示されたため追跡を一時中断する。大きな変動があった場合には再度追跡を開始することとする。
【テーマ:ガソリン小売関連】
・出光興産(5019)
・ENEOSホールディングス(5020)
・コスモエネルギーホールディングス(5021)
【気になる指標】
@バルチック海運指数。
2591ポイント-6.09% 急落。
海運株は短期筋の物色が終了すれば下方向か。
3社ともに200日線まで押す場面があれば狙うのも面白そうだ。
・日本郵船(9101)+0.93%
・商船三井(9104)-0.31%
・川崎汽船(9107)+0.51%
【前場】
米国3指数の上昇を受けて買い物優勢で始まる。
【大型株のご機嫌チェック】
東京エレクトロン(8035) ご機嫌
アドバンテスト(6857) ご機嫌
リクルート(6098) 不機嫌
【気になるレーティング】
・東京エレクトロン(8035)
GSがTP見直し。TP61000円⇒68000円
上場来高値を更新。半導体供給不足はほぼ解消されたとみる。
【まとめ】
日経平均は反落。米国3指数の上昇を受けて高く始まるが、30000円の手前で足踏み状態。
1部の売買代金は昨日と同水準の概算で2.7兆円。Wシナリオまであと3千億円。
・Wのシナリオ
1部の売買代金3兆円で日経平均30000円。
■今回ご紹介した銘柄■
・出光興産(5019)
・ENEOSホールディングス(5020)
・コスモエネルギーホールディングス(5021)
執筆者:W
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