目先の下落は明日までと予想:MSCI除外銘柄を狙う
◎弊社まんもす藤井。の分析によると、日経平均ベースでは下記のとおり、11月29日・30日が安値となる可能性があります。
https://1376partners.com/blog_fujii?year=2021&month=11&date=26
・変化しやすい日柄としては、9/14の高値30,670円から51日目が11/29、10/6の安値27,528円から42日目が12/6。
・3/8の28,743円から5/13の27,448円が69日(安値~安値に要した時間)、5/13の安値から同じく69日目が8/20の安値、8/20から69日目が11/30。
◎弊社億男Wの分析によると、MSCIリバランス除外銘柄(15銘柄)の値ごろ感からの買いには慎重になるべき、と指摘しています。
https://1376partners.com/blog_okuotoko?year=2021&month=11&date=25
・実際の変更は11/30終値ベースで反映され、パッシブ連動資金のリバランスに伴う売買インパクトが見込まれる。
・パッシブ連動資金がMSCI JAPANの時価総額の5%程度と仮定し、約2000億円の資金流出が予想される。
◎上掲2点に加え、日経平均の日足チャート上の「窓埋め」の観点からも、個人的には日経平均の目先の下落は明日までと予想します。
・10月末から11月月初の切り返し局面で開けた窓:10月29日高値29000円~11月1日安値29267円⇒先週末埋めきる。
・10月半ばの切り返し局面で開けた窓:10月14日高値28576円~10月15日安値28726円⇒先週末にほぼ埋めきる。
・10月初旬の下落局面で開けた窓:10月4日安値28343円~10月5日高値28058円⇒本日と明日で埋めるものと予想。
非常にオーソドックスな手法ですが、MSCI除外銘柄のうち、今回の全体相場の下落の影響も受け、本日年初来安値を付けている銘柄、もしくは、既に株価の底入れは確認できているものの、未だ切り返し基調とまでは言えない銘柄を、買い目線で狙ってみる、という投資アイデアはそこそこ有効であるように考えます。
私が個人的にピックアップしたのは下記4銘柄です。
MSCIから除外になる15銘柄のうち、売買インパクト上位のアコムと日ハムは業績面に不安要素がある為に、割安感だけでは買えない印象ながら、業績回復局面にある日本精工とナブテスコは、切り返し基調が確認できれば、という条件付きでの買いに、さほど不安感は無いような印象です。
◎MSCI除外銘柄の中からピックアップ
・アコム(8572):11月29日年初来安値を更新。
・日本ハム(2282):11月22日年初来安値。
・ナブテスコ(6268):11月29日年初来安値を更新。PERは3倍台。
・日本精工(6471):5日・25日・75日の各移動平均線が770円近辺に収れん。今期業績V字回復見込み。
◎参考銘柄
アコム(8572)
ナブテスコ(6268)
執筆:木村泰章
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