各種数値データから読み解く陰の極の根拠
今年5月第1週以降、「投資主体別売買動向で海外投資家が4週続けて売り越した事は無い」、という事実をご存じでしたでしょうか?
同期間で売り越しが3週続いたのは、9月半ばから10月初頭にかけての3週連続売り越しに続き、直近の11月2週~4週の3週連続売り越しの2回だけです。
仮に来週も売り越しとなると、今年5月第1週以降で初めてという事になり、そろそろ売りに歯止めがかかる事を期待しても宜しいタイミングかと存じます。
加えて、個人の売り越し(現金)は、10月3週から11月3週まで、なんと6週連続売り越しを記録しました。
これも今年の5月第1週以降で初めてとなる6週連続売り越しです。
センチメントの悪化で売りが続いたものの、データから読み解くと、そろそろアク抜け感が出て来るやもしれません。
他にも、まさしく今週が「陰の極」だった、というデータは下記のようなものが挙げられます。
・日経平均騰落レシオ(25日)は、12月2日に過去30日間(営業日)で初めて、「売られ過ぎ」の指標とされる70以下となる69.23を記録しています。
・空売り比率が過去30日間(営業日)で50を超えたのは、11月26日と、10月28日の2回のみです。
・「恐怖指数」とも呼ばれる日経VIの直近の最高値は11月30日の29.13(終値ベース)で、過去50日間(営業日)の最高値です。
テクニカル分析のスペシャリストである弊社の藤井は、従来から「変化日」として11月29日、30日、12月6日を挙げておりました。
今回もほぼほぼ見通し的中です。
https://1376partners.com/blog_fujii?year=2021&month=11&date=26
執筆:木村泰章
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