高値掴みの回避方法を教えます
Wのコラムでは、バルチック海運指数を横目に海運株の動きに注目してきた。
川崎汽船(9107)の切り返しはバッチリ決まった感じだ。
今回はバルチック海運指数が調整に入る可能性があることを示唆する。
また、海運株も短期的な調整に入る可能性があるため利確の準備をされたし。
@3216ポイント-1.71%
【市況】
閑散に売り物状態。FOMCを前に買い手控えムードとなる中、まさかの売り材料。
ブルームバーグより
「岸田文雄首相は14日の衆院予算委員会で、企業の自社株買いに関連してガイドラインを作る可能性に言及した。画一的に規制することは慎重に考える必要があるとしている。」
これが自社株買いの自由度を奪うと連想され後場から売り物優勢となった模様。
【大型株のご機嫌チェック】
KDDI(9433) ご機嫌
ファーストリテイリング(9983) ご機嫌ななめ
東京エレクトロン(8035) ご機嫌ななめ
【高値掴みを回避する方法】
・持たざるリスクを避けるためのエントリーから開始。
・銘柄の値動きを見ながら時間分散を心がける。明確な材料が出ない限り右肩上がりの日中チャートは形成されにくいことを念頭に置くべし。
例)
日中に投資金額の1/3を買い付けたい。
株数にして300株。
①前場の寄り付き100株、
②後場の寄り付きで100株、
③大引け100株
これで時間分散は完了。※機関投資家も3単位の買付方法は同じ
【株価水準】
どの水準であれば全て(300株)を買い切るかだ。。
例えば前日の終値が1000円と仮定して、950円から1050円でエントリーを考えている場合は以下のようになる。
寄付きで950円で買えるのであれば、そこで300株買って本日分の買付は終了となる。
前場の寄付きが1025円であれば持たざるリスクを考えて100株を買付ける。
残りの200株は時間と価格帯を見ながらとなる。
残りの200株はコストを下げる取り組みに専念して時間分散を心掛ける。
上述したように好材料がなければ右肩上がりの日中チャートは形成される可能性は低い。
それでも上に行った場合は、既に持たざるリスクは回避出来ているので見送ることも可能だ。
寄付き1025円で100株購入して、調整なしに上昇している場合は、我慢もしくは1075円で100株買って我慢となる。200株の平均コストは1050円なので当初考えていた枠に収まっている状況となる。
しかし、株数が100株足りない。重複になるが材料なしに右肩上がりのチャートは形成されにくい。そこは諦めて翌日以降のチャンスを窺うことになる。
100%思い通りになる投資は存在しない。
【まとめ】
目先の上昇から一旦目を逸らし一呼吸おいて時間分散を考える。
当初のシナリオ通りに買えないことは想定内とする
予定株数以上の買い付けは行わない※当日中のナンピン買いしない。
下落途中のナンピン買いは避け、上昇に転じてからの買い増しを心掛ける。
なぜ、下がっている途中はダメなのか「格言:今日の安値は明日の高値」これは安値で買ったと喜んでも、翌日に下落した場合、昨日の安値より安く買えるということだ。
逆に上昇局面では「今日の高値は明日の安値」となる。
■Wのウオッチ銘柄■※一言コメント付き
・ビーイングホールディングス(9145)
12月本決算企業で物流新拠点の増設で来季の収益上乗せ期待高まる。
・メタリアル(6182)
経常のコンセンサスと会社予想の開きに注目。
・フューチャーベンチャーキャピタル(8462)
前期最終損益で黒字転換、今期の伸びに期待。
・西川ゴム工業(5161)
半導体不足による自動車減産から回復基調。
・ネオマーケティング(4196)
今期業績予想は最終損益で過去最高を見込む。上昇トレンド開始か?
・イメージ ワン(2667)
時流のテーマ性を含み、今期は最終損益で黒字回復予想。75日線を固めることが出来れば・・
・ザインエレクトロニクス(6769)
顔認証など時流のテーマ含む、12月本決算企業で来期の業績予想に注目。
・コンピューターマネージメント(4491)
商い薄いが業績は着実に増収増益基調。足元では75日線で切り返し確認。
※「株式保有継続で広がるドリーム」は明日以降折を見て執筆。
執筆:W
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