株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2021-12-16 07:00:00

本日の厳選株

トヨタEV本格シフトの思惑買いを狙う

 14日のトヨタ自動車による「バッテリーEV戦略に関する説明会」では、EV、FCV(燃料電池車)などの車種の販売拡大の計画を発表した。これにより新燃料テーマ株に思惑買いが先行する可能性も。北海道電力(9509)は住友電工とレドックスフロー電池※の実証実験を進めており、EVの充電への利用も期待されている。
 
 一般社団法人新エネルギー財団がこの取り組みを今月6日に紹介しており、同実証実験の成果として、「設計寿命20年間の定格容量確保」「急峻な出力の応答特性」「系統側蓄電池の活用による風力発電の募集」を挙げており、EVだけでなく様々な再エネの電源として利用される期待感もある。北電はすでに地熱発電やメガソーラーを運営しており風力発電の実証実験も進めている。

 中間決算の経常益は約227億円となり、アナリストコンセンサスの約151億円を上回った。至近の燃料価格上昇の影響などもあり今期経常予想を下方修正しているものの、再エネや新燃料に対する取り組み、そしてその将来性を評価したい。株価は11月10日の安値450円を起点に強いリバウンド基調で、9月高値の562円までの全値戻し達成への可能性が鮮明になりつつある。バリュエーションはPBR0.4倍台と伸びしろもあろう。
 
※レドックスフロー電池・・・レドックスフロー電池は、バナジウムなどのイオンの酸化還元反応を利用して充放電を行う蓄電池です。電極や電解液の劣化がほとんどなく長寿命であり、発火性の材料を用いていないことや常温運転が可能なことから安全性が高いなど、電力系統用蓄電池に適した特性を持っています。このため、太陽光や風力などの再生可能エネルギーの導入を拡大していく上で必要となる系統の安定化技術として期待されています。(住友電気工業株式会社、2021年12月15日、「レドックスフロー電池」のページより引用)

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