連想買い自体は悪い事では無いものの事前確認作業は必須
当コラムでもしばしば取り上げているお天気ネタ。
ウェザーニューズ(4825)の株価はその後も上値追いが続き、12月9日には年初来高値となる10470円を付けています。
全体相場の不安定感から、さすがに9000円どころまで一旦調整しましたが、今や、
「天気さえもファンダメンタル=経済の基礎的条件かも」、という持論に基づけば、今後もウェザーニューズの株価は上昇トレンドが続くかもしれません。
◆アナリスト木村の銘柄研究部【2021/10/16更新】記事を読む
◆アナリスト木村の銘柄研究部【2021/11/02更新】記事を読む
クリスマスの夜から年末寒波が襲来する事が見込まれております。
日本海側を中心に大雪となる可能性が高く、大雪に備えての警戒が必要であるとの予報が出ています。
冬型の気圧配置が強まり強い寒気が流れ込むと、「日本海寒帯気団収束帯」が形成され、これが大雪をもたらす要因となるそうです。
「単純」な連想では、大雪⇒雪かきスコップの需要が急増する、と考える方々が多いようで、スコップメーカーである、東証2部上場の浅香工業(5962)の株価は本日突如動意づき、10%を超える上昇となっています(14時現在)。
時価総額が小さい「マイクロスモール」銘柄で、流動性が低い為、一旦動意づくと一方通行的な株価推移になりがちですので、注意が必要です。
むしろ、雪かきスコップだけでなく、総合的な防寒に備える用具を扱う、ホームセンターやカー用品取り扱い店の方が、株式投資先としては適しているように思います。
雪に不慣れな東京に雪が降れば、スコップやらタイヤチェーンやらを求めて、東京近郊のホームセンターやカー用品店には大勢の人が殺到します。おそらくこの動きは、東京圏だけではなく日本全国共通の構図だと思われ、「シーズンストック」と割り切るのであれば、
ホームセンターやカー用品店関連銘柄を物色する方が、妥当であり無難と考える次第です。
当然ながら「連想買い」から実際の投資行動を取る際にも、業績推移やチャート形状のチェック等の「基礎的条件面」を考察する事は、必要最低限の確認作業です。
「飛びつき買い」は避けていただきたい一方、「連想」という投資アイデア面の「感応度」を磨く事は決して悪い事では無いと思います。
アイデア自体は「思い付き」や「連想」で宜しいものの、実際の投資行動を取る際の考察には、やはり、私達あすなろ投資顧問にご相談いただくべきかと存じます。
◎参考関連銘柄
・ウェザーニューズ(4825)
・浅香工業(5962)
・コメリ(8218)
・イエローハット(9882)
執筆:木村泰章
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