切り返しのタイミングはいつか?~グロース株~
FRBが利上げのペースを速めることへの警戒感が広がり、米10年債利回りは一時、およそ2か月半ぶりに1.7%台に上昇。
長期金利の上昇が企業業績の重荷になることへの警戒感から、米ダウが大幅に値下がりしたことを受けて、東京市場でも幅広い銘柄に売り物が出て日経平均、TOPIXは安値引けとなった。
【大型株のご機嫌チェック】
ファーストリテイリング(9983) 不機嫌
東京エレクトロン(8035) 不機嫌
テルモ(4543) 不機嫌
エムスリー(2413) 不機嫌
ソニーグループ(6758) 不機嫌
【米国10年債利回り1.7%前後が高値か】
米10年債利回りの上昇がピークアウトするとき、マザーズ指数の反転は起こるのか?
今月の米10年債利回りの上値メドは 1.7%前後、下値のメドとしては200日移動平均線の1.5%前後と予想する。
理由としては、年明けの米10年債利回りは急上昇し足元では1.7%を超えたが、昨年からの上値メドを考えれば1.7%前後が上値として意識される可能性があるからだ。
参考:米10年債利回り2021/10~12月の高値
21年10月高値(1.676%)
21年11月高値(1.667%)
21年12月高値(1.543%)
22年1月の高値は昨日1.705%まで上昇している。
今回のバリュー株買い、グロース株売りに関しては、これは推測だが機械的に高PER銘柄を抽出し売り仕掛け、PBR1倍割れの銘柄を買うシステム的な取引が行われている可能性がある。
マザーズ指数がここまで下落する理由が見つからず、感情を持たないアルゴリズムが陰で動いている可能性がある。
米10年債利回りの上昇が高PER銘柄を売るトリガーだとすれば、金利上昇がピークアウトするタイミングがグロース株の買戻しのタイミングになる可能性がありそうだ。
上記のように米10年債利回りの1.7%前後が高値のメドと見ており、そろそろ反転のタイミングが来てもよさそうだ。
マザーズ銘柄を保有している方も多いと思うが、マザーズ銘柄の新規買いやナンピン買いは控え、ここは一歩下がって様子見するのも相場である。
【Wのウオッチ銘柄】
大雪、コロナ関連として
・G-7ホールディングス(7508)
執筆:W
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