株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2022-01-18 17:00:00

アナリスト木村の銘柄研究部

トンガ海底火山噴火:不透明要素が多過ぎ投資行動を取るのは早計

皆様、日々の株式投資へのお取り組み、ご苦労様です。

トンガの海底火山噴火では、当初は影響無しと見られていた日本でも、太平洋沿岸を中心に津波警報・注意報が発令されるなど、
一時は騒然となりましたが、未だに詳細については不明な点が多く、同事象を受けて投資行動を取るのは早計な印象です。

今のところ、同事象を受けて、あくまでも「連想・思惑」ベースで、株価材料視されているのは下記のような事柄と見られます。

・火山灰の影響1:空路運航会社にマイナス?、ジェット燃料の価格は下落?
・火山灰の影響2:火山灰を除去する装置・器具メーカーにプラス?
・大量の軽石が発生:オイルフェンスメーカーにとってプラス?
・火山噴火が気候に与える影響1:日本でも一時的に急激な気圧の乱高下を観測し、まずは漁業にマイナス?
・火山噴火が気候に与える影響2:天候不順などで農業にもマイナス?
・津波被害回避の避難行動:避難場所で「密」状態が発生しうる為にコロナ感染防止関連企業にプラス?
・海底ケーブルの損傷による通信障害:海底ケーブル事業者にマイナス?、ケーブル敷設及びメンテ会社にはプラス?
・支援物資をコロナ懸念で政府が拒否(未確認):トンガでは今のところコロナ感染者はいない模様で支援物資経由の感染を懸念している模様。

こうした不確定・不透明要素が多い中で、「先回り」的な投資で利益享受を目論むよりは、
まずは、ご自身及び関係者の方々の身の安全を第一に、かつ、この噴火騒動が全ての方々に「不利益」をもたらせない事をお祈りするばかりです。

◎参考銘柄
・三井化学(4183):オイルフェンス
・NEC(6701):光海底ケーブル敷設
・住友電気工業(5802):海底ケーブルの製造から敷設まで一括請け負い



執筆:木村泰章

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