NY株安を嫌気して反落　27000－27300円のレンジを想定

【米国株】
　10、11日のNY株式市場は大幅続落。ロシアによるウクライナ侵攻懸念からリスク回避の売りが先行した。先週木曜と金曜日の2日間でダウは1030ドル、ナスダック指数は699ポイント下落。10日は1月米消費者物価指数が前年同月比7.5％上昇と予想を上回り、米セントルイス連銀のブラード総裁が「3月以降の米連邦公開市場委員会で0.5％の利上げを含む3回連続の利上げを支持する」との発言により、米長期金利が2％を超え、ダウは526ドル安と大幅反落。11日は米メディアのPBSが米政府関係者の話として「プーチン大統領がロシア軍にウクライナ侵攻を命じた」と報じたことや国家安全保障担当のサリバン米大統領補佐官が「北京五輪開催中にもロシアによるウクライナ侵攻の可能性がある」とし、同国滞在の米国人に48時間以内に退避するよう促し、ダウは503ドル安と大幅続落で取引を終了。

【注目ＡＤＲ】
銘柄名　　　国内引け　　　 ＡＤＲ　　　　 騰落率
村田製　　　　8,405　　　　7,928.4　　　　-5.67%


【★日経平均見通し★】
　本日の日経平均株価は、ＮＹ株安を嫌気して反落の展開と見る。ＣＭＥ日経平均先物の終値は２万６９３０円で、連休前の東京市場の日経平均終値２万７６９６円と比べ７６０円ほど安い水準。


－【重要指標】－
●日経平均株価ＰＥＲ：13.70
　　　　　　　ＰＢＲ：1.24
　　　　　　　配当利回り：2.25

●騰落レシオ（25日）95.14％　
●空売り比率　44.1％　　
●日経平均ボラティリティー・インデックス20.84まで低下


－【前営業日（2/10）のおさらい】－
●日経平均株価　２万７６９６円０８銭（＋１１６円２１銭）

高値２万７８８０円７０銭／安値２万７５７５円０７銭
値上がり１４４７／値下がり６３６／変わらず１００
新高値４１／新安値１３
出来高　１３億９６２４万株
売買代金　３兆４５０８億円

●ＴＯＰＩＸ　１９６２.６１（＋１０.３９）

●マザーズ指数　７７５.２９（＋１８.６５）
マザーズ売買代金　１７４１億円 　

●先週末のストップ高銘柄＝１０日―１１銘柄（気配含まず）
アスカネット・ライトワークス・ビーマップ・ＢＢＳｅｃ・栄電子・マミヤＯＰ
サイエンスＡ・アーキテクツ・タカトリ・ソウルドＯ・アイオーデータ

------------------------------
【今週のタイムテーブル】

15（火）
日 Q4 国内総生産(GDP)1次速報値(前期比)
欧 Q4 国内総生産(GDP)2次速報値(前期比)
欧 1月 準備資産総額
米 2月 NY州製造業業況指数
米 1月 生産者物価指数(PPI)最終需要(前年比)
米 1月 生産者物価指数(PPI)食品・エネルギー除く(前年比)

16（水）
中 1月 生産者物価指数(PPI)(前年比)
中 1月 消費者物価指数(CPI)(前年比)
欧 12月 鉱工業生産(前年比)
米 1月 小売売上高(前月比)
米 1月 小売売上高自動車除く(前月比)
米 1月 小売業販売高
米 1月 鉱工業生産(前月比)
米 1月 設備稼働率季調値

17（木）
米 12月 企業在庫(前月比)
米 2月 NAHB住宅市場指数
日 12月 機械受注船舶・電力除く民需(前年比)
日 1月 輸出(前年比)
日 1月 輸入(前年比)
日 1月 貿易収支
米 1月 建設許可件数
米 1月 住宅着工件数
米 2月7日週次 新規失業保険申請件数
米 1月31日週次 継続失業保険受給総数
米 2月 フィラデルフィア連銀業況指数

18（金）
日 1月 全国コア消費者物価指数(CPI)(前年比)
日 1月 全国消費者物価指数(CPI)総合(前年比)

19（土）
米 1月 中古住宅販売戸数
米 1月 中古住宅販売増減率
欧 2月 消費者信頼感指数速報値