NY株安を嫌気して続落　26800－27100円のレンジを想定

【米国株】
　4日のNY株式市場は続落。ウクライナ情勢の長期化を警戒して売りが優勢となった。欧州で最大級となるウクライナの原子力発電所にロシア軍が砲撃し、同施設で火災が発生。同所内の放射線量に変化はないとされたが、戦闘の激化を警戒しリスク回避姿勢が強まった。戦地に近い欧州株が急落し、NY株式市場も売りが先行し一時540ドル安まで拡大したが、ディフェンシブ銘柄に買いが入り下げ幅を縮小。2月の雇用統計では、非農業部門の雇用者数が前月比67万8千人増と市場予想（40万人増）を大幅に上回り、平均受給の伸びは鈍化したが影響は限定的であった。

【注目ＡＤＲ】
銘柄名　　 国内引け　　 ＡＤＲ　　　　騰落率
マツダ　　　　811　　　　790.2　　　　-2.56%


【★日経平均見通し★】
　本日の日経平均株価は、ＮＹ株を嫌気して続落の展開と見る。ＣＭＥ日経平均先物の終値は２万５８７０円と、先週末の東京市場の日経平均終値２万５９８５円と比べ１１５円安い水準。


－【重要指標】－
●日経平均株価ＰＥＲ：12.53
　　　　　　　ＰＢＲ：1.16
　　　　　　　配当利回り：2.42

●騰落レシオ（25日）99.40％　
●空売り比率　48.5％
●日経平均ボラティリティー・インデックス　29.21まで上昇


－【前営業日（3/4）のおさらい】－
●日経平均株価　２万５９８５円４７（－５９１円８０銭）

高値２万６４２１円８５銭／安値２万５７７４円２８銭
値上がり２１０／値下がり１９２９／変わらず４１
新高値２９／新安値１５６
出来高　１５億２９２５万株
売買代金　３兆６２７７億円

●ＴＯＰＩＸ　１８４４.９４（－３６.８６）

●マザーズ指数　７２４.６５（－３１.２１）
マザーズ売買代金　１３１３億円 　　

●金曜日のストップ高銘柄＝４日―４銘柄（気配含まず）
ＣＣＴ・東邦金属・ログリー・ＧＲＣＳ

------------------------------
【今週のタイムテーブル】

7(月)
中 2月 輸出(前年比)
中 2月 輸入(前年比)
中 2月 貿易収支(USD)
欧 3月 ユーロ圏投資家センチメント指数

8(火)
日 1月 経常収支
独 1月 鉱工業生産(前月比)
欧 Q4 国内総生産(GDP)改定値(前期比)
米 1月 貿易収支(USD)

9(水)
米 1月 卸売在庫(前月比)
日 Q4 国内総生産(GDP)2次速報値(前期比)
日 Q4 国内総生産(GDP)設備投資2次速報値(前期比)
中 2月 生産者物価指数(PPI)(前年比)
中 2月 消費者物価指数(CPI)(前年比)
中 2月 消費者物価指数(CPI)(前月比)
米 1月 JOLTS求人件数

10(木)
日 2月 企業物価指数(前月比)
欧 3月 ECBリファイナンス金利
欧 3月 ECB預金金利
米 2月 コア消費者物価指数(CPI)(前年比)原数値
米 2月 消費者物価指数(CPI)(前年比)原数値
米 2月28日週次 新規失業保険申請件数
米 2月21日週次 継続失業保険受給総数
欧 ECB理事会
中 2月 社会融資総量
中 2月 マネーサプライM2(前年比)
中 2月 人民元建て新規融資
中 2月 人民元建て融資残高(前年比)

11(金)
日 1月 全世帯消費支出(前年比)
米 3月 ミシガン大消費者信頼感指数速報値