上昇銘柄の裏にはテーマが隠されている
・バルチック海運指数
@2235p +4.05%
・日本郵船(9101)
終値11220円 -6.58%
・商船三井(9104)
終値10700円 -4.46%
※1対3の分割発表
・川崎汽船(9107)
終値8260円 -7.71%
昨日のコラムで、海運3社の動きはバルチック海運指数と大きく乖離していることから、サヤ寄せする可能性があることを記したが、本日の動きはまさにサヤ寄せとなった。バルチック海運指数が大きく上昇し海運株が大きく下落する形となり、お互いに歩みよる形となった。(オーバーナイトは禁物)
※ウクライナとロシアも友好的に歩み寄って欲しい・・・
【大型株のご機嫌チェック】
・ファーストリテイリング(9983)ご機嫌ななめ
・ソフトバンクG(9984) 不機嫌
・ダイキン工業(6367) ご機嫌
・ファナック(6954) ご機嫌
【Wのウオッチ銘柄】
・ネットプロテクションズホールディングス(7383)
【テーマを探せ】
地政学リスクの長期化が懸念されるが、株式市場は既に押目を拾う動きが出始めている印象だ。
では、どんな銘柄が物色の対象になっているのか?
それはグローバル的なテーマを持ち、今は国内の収益基盤を固めている成長株と考える。
資源エネルギー関連は足元のテーマとしては、値動きがあるのでデイトレ向きである。しかし、テーマを先取りするのであれば、足元の相場より数年先を見据えることが大事と考える。
数年先の話に興味はないと言う投資家もいるだろう。
数年先に需要拡大が見込める銘柄を、今の株式市場は先回りして仕込み始めている可能性がある。
過去に大相場を展開した銘柄には、赤字企業でありながら成長期待が先行し需給のバランスだけで株価を数倍まで押し上げるなど、時に株式市場はファンダメンタルズでは説明がつかない相場を演じることがある。
そんな赤字企業にファンダメンタルズを重視する大口資金が向かうことがある。
なぜ、ファンダメンタルズを重視する大口資金が向かうのか。それは将来的な成長を様々なデータから分析して予測値を出し、今の株価水準と比較して安いと判断した場合に先行投資に動くものと思われる。
個人投資家にとって、大口資金の流入を見極めることは非常に困難であるが、Wが大口資金の介入の目安としている1つがローソク足である。
小幅な上昇が連日続く銘柄に関しては、刺激を抑えながら大口資金が買い集めている可能性が高い。それを見極める手段が、ローソク足で陽線が連続して現れたときである。※陽線とは、始値に比べて終値が上回る事。
業績はパッとしないが、陽線が連続している銘柄があれば、将来的に有望と見込んで大口資金が動いている可能性がある。
執筆:W
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