NY株高の理由を好感して反発　24800－25100円のレンジを想定

【米国株】
　8日のNY株式市場はスタグフレーション（景気後退下の物価上昇）に対する警戒感から4日続落。ロシアが侵攻の口実とした「ウクライナの北大西洋条約機構加盟をゼレンスキー大統領が断念した」との報道を受け停戦期待が高まったことで、ダウは一時585ドル高と上げ幅を拡大したが、スタグフレーションへの懸念が根強く引けにかけて失速。10日発表の2月の米消費者物価指数の結果を見極めたいとの様子見も強く4日続落となった。

【注目ＡＤＲ】
銘柄名　　　 国内引け　　　　ＡＤＲ　　　　 騰落率
富士通　　　　15,160　　　　15,641.7　　　　+3.18%
・22年3月期利益予想を下方修正。リストラ策を好感


【★日経平均見通し★】
　本日の日経平均株価は、ＮＹ株高の理由を好感して反発の展開と見る。ＣＭＥ日経平均先物の終値は２万４８０５円で、昨日の東京市場の日経平均終値２万４７９０円とほぼ同水準。


－【重要指標】－
●日経平均株価ＰＥＲ：11.94（2020/4以来）
　　　　　　　ＰＢＲ：1.10
　　　　　　　配当利回り：2.53

●騰落レシオ（25日）89.16％　
●空売り比率　48.2％　　
●日経平均ボラティリティー・インデックス28.68まで低下

★年初来安値銘柄数：485（ボトム圏を示唆）


－【前営業日（3/8）のおさらい】－
●日経平均株価　２万４７９０円９５銭（－４３０円４６銭）

高値２万５２９１円３３銭／安値２万４７６７円３３銭
値上がり３４６／値下がり１７８８／変わらず４６
新高値６／新安値４８５
出来高　１８億７３４０万株
売買代金　４兆０７６８億円　（今年最高金額）

●ＴＯＰＩＸ　１７５９.８６（－３４.１７）

●マザーズ指数　６８１.７２（－１０.２３）
マザーズ売買代金　１３３５億円 　　

●昨日のストップ高銘柄＝８日―７銘柄（気配含まず）
アスカネット・ソケッツ・ログリー・東ラヂエタ・アジア投資・テーオーＨ・ワットマン

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【今週のタイムテーブル】

9(水)
米 1月 卸売在庫(前月比)
日 Q4 国内総生産(GDP)2次速報値(前期比)
日 Q4 国内総生産(GDP)設備投資2次速報値(前期比)
中 2月 生産者物価指数(PPI)(前年比)
中 2月 消費者物価指数(CPI)(前年比)
中 2月 消費者物価指数(CPI)(前月比)
米 1月 JOLTS求人件数

10(木)
日 2月 企業物価指数(前月比)
欧 3月 ECBリファイナンス金利
欧 3月 ECB預金金利
米 2月 コア消費者物価指数(CPI)(前年比)原数値
米 2月 消費者物価指数(CPI)(前年比)原数値
米 2月28日週次 新規失業保険申請件数
米 2月21日週次 継続失業保険受給総数
欧 ECB理事会
中 2月 社会融資総量
中 2月 マネーサプライM2(前年比)
中 2月 人民元建て新規融資
中 2月 人民元建て融資残高(前年比)

11(金)
日 1月 全世帯消費支出(前年比)
米 3月 ミシガン大消費者信頼感指数速報値