●●高が商機となる!?
食に関する社会課題を、ビジネスの手法で解決するというミッションを掲げている食材販売企業。世界にまん延している、「貧困」「水不足」等といった社会問題の解決をビジネスにすることは、決してトレード・オフの関係ではないということは『未来をつくる資本主義』(スチュアート・L. ハート,2012)で証明されている。
実際に業績推移も好調で、2021年3月期には同社にとって「壁」と見られた20億円前後のハードルを突破しおよそ75億円もの営業利益を計上。足元の世界的な穀物高といった環境をうまく小売り価格に転嫁できれば、更なる業績向上期待が膨らむ。
食材の旺盛な宅配需要に応える形で、物流センターの移転も約2年前倒ししており、物流基幹を今後の移転先に一本化することで更なる物流効率の改善を図っているようだ。今後はテレビCM等プロモーション活動にも積極的に取り組む予定で、宅配定期会員の持続的な上昇による、着実な収益の向上が期待できよう。
また、直近では投資子会社が次世代食糧解決ビジネス※に投資を実施するなど、グロースビジネスの水やりも抜け目なく、グロース株のようなダイナミックな相場を演出する機会も期待できるだろう。
直近の株価は節目2500円~3000円レンジで推移しており、レンジ上限の突破に何度か失敗している。ただ徐々に下値は切りあがっており、日柄調整によりレンジ上限である3000円を超えてくるようだと、本格的なトレンド転換が意識されてこよう。よって同価格付近を着実に突破後のエントリーが一考かと思われる。
※投資先・・・inaho株式会社 AI(人工知能)を活用した自動収穫ロボットを開発。
Impact Food(北米) カリフォルニア大学バークレー校発ベンチャー。代替マグロなどを開発。
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