国内株式市況。
　 　
本日の、国内株式市場は、前日の米国株式市場が下落したにもかかわらず、寄り前の外国証券経由の注文状況が、差引+3580万株の大幅な買い越しになったことから、買いが先行して始まった。
一時、利食い売りに押され、前日引値を下回る場面もあったものの、再度、持ち直し、ザラバ・引値とも、年初来高値を更新して取引を終了した。

日経平均株価は、前日比、48円高の、13196.57円と続伸。
ＴＯＰＩＸは、前日比、5.18ポイント高の、1357.71ポイントと、4日続伸。

業種別指数は、33業種中、19業種が上昇。
ニッセイ同和（8759）・富士火災（8763）・ミレアＨＤ（8766）の保険業が値上がり率1位。
大和（8601）・日興（8603）・野村（8604）の証券・商品先物が同2位。
三井倉（9302）・住友倉（9303）・東陽倉（9306）の倉庫・運輸関連が同3位。
銀行業、ゴム製品、医薬品もしっかり。

半面、三菱紙（3864）・北越紙（3865）・紀州紙（3882）のパルプ・紙が値下がり率1位。
旭硝子（5201）・電気硝子（5214）のガラス・土石製品が同2位。
建設業、空運業も安い。

個別銘柄では、基準地価の発表でデフレ脱却との思惑から、九州親和ＨＤ（8340）/262円（+41円）、愛知銀行（8527）/14080円（+1930円）等の地銀株が買われ、日興ＣＧがレーティングを引き上げた、丸文（7537）/1334円（+189円）も高い。
阪神タイガースの優勝が近いことから、阪神（9043）/647円（+56円）や阪神百貨店（8241）/1330円（+198円）も買われた。

半面、16日上場のターボリナックス（3777）/50万円（-10万円）がストップ安。
ジャストシステム（4686）/2210円（-400円）、テンアートニ（3744）/235000円（-40000円）もストップ安など、新興市場の株が安い。

本日も、昨日に続き、ＪＡＳＤＡＱ市場で遅延があったほか、大阪証券取引所でも、一部、遅延等が発生していたようだ。
円滑な取引に支障が出る出来事で、取引所には、システム対策を万全にしてもらいたい。



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