東証市場区分再編の次には日本の取引所再編をも希望したいです
4月4日の市場再編から、今のところ大きなトラブルも無く、今日でちょうど2週間が経過しました。
一方で、大型連休を控え、本日の日経平均は1%超の下落と、なかなか方向感が定まりません。
プライム市場の売買代金も、先週金曜日には1,28兆円と、市場再編後で最も低水準でした。
大型連休を控え、既にリスクオフ、もしくは「何もしない」というスタンスの投資家が多くなっている予兆かもしれません。
さて今日は、知ってても何の役にも立たなさそうながら(苦笑)、話題的には面白い「取引所」の話をご紹介しようと存じます。
「昨日のNY市場は・・」とか、「CMEの日経平均先物は・・」とか、日々投資関連のニュースでは目にしたり耳にしますが、そもそも「CME」ってどこの取引所なのかご存じですか?
正式名称は「Chicago Mercantile Exchange」で、米国シカゴにある商品先物取引所・金融先物取引所の事です。
日経平均の先物・オプション取引も取り扱っていますが、厳密に言うと「証券取引所」ではありません。
次に、なぜシカゴなのか?
言い換えると、何故NYじゃないのか?
NYにはNYSEとNASDAQという、米国の証券市場を代表する2つの証券取引所がありますが、
ではなぜ日経平均の先物・オプション取引は、NYではなくシカゴなのか?
これは、24時間取引を行える電子取引プラットフォームであるGlobexが「先に」CMEの下で構築されているから、という理由によるところが大きいようです。
NYとシカゴは既にお馴染みでしょうが、では、「西」の要所であるはずのLAに証券取引所は無いんでしょうか?
そんな疑問をお持ちになった会員様も居られるかもしれません。
はい、LAには現在証券取引所は存在しません。
かって証券取引所があった場所は後にナイトクラブに姿を変え(今現在どうなっているかは未確認)、2000年代初頭まで存在していたPacific Stock Exchangeは、その後NYSEに編入される結果となりました。
LAほどの大都市に証券取引所が存在しないのは、ちょっと不思議な感じもしますが・・。
さて、「東証」という呼称は現在、JPX日本取引所グループの、あくまでも東京証券取引所のみを指しており、例えば、札幌証券取引所はJPX日本取引所グループとは別運営です。
札幌証券取引所の単独上場企業には、JPX上場銘柄群と同様に簡単にアクセスできるわけではなく、情報量も極端に少ないように思います。
同じ日本国内なのだからこそ取引所も一本化して、札幌証券取引所の単独上場となっている企業に対しても、身近に投資できるようになる日は未だ来ないんでしょうか?
なんとなく冴えない展開が続く日本の株式市場を眺めながら、あくまでも個人的な希望でありながら、「東証の市場区分再編」の次には「日本の取引所再編」をも議論していただきたいように思った次第です。
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私のコラムで紹介した銘柄
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◆ビーウィズ(9216)[ビジネスアウトソーシング]
3月上場の同社は、4月に入って公開価格の1400円を上回り始めました。
需給が好転していると見た買いが流入している模様です。
成長性面よりも安定性面に着目している投資家が多い印象です。
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単発スポット銘柄の見解
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◆≪木村泰章のゴールドメソッド銘柄(****)≫
出来高はさほど盛り上がっていないものの、
大崩れするケースは明らかに減っている印象です。
もう200円くらい株価が上伸すれば、いよいよかも?
執筆:木村泰章
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