ここが正念場:むしろ買い目線で臨みたい
主力大型株も中小型成長株も併せて売られた印象の1日でした。
米国金利先高観が拭えず、FOMC通過後の短期的なアク抜け感も期待外れ、ウクライナ情勢、中国でのコロナロックダウン等の悪材料も蒸し返された形です。
弊社のまんもす藤井。が指摘していたとおり、一目均衡表上の抵抗帯の「ねじれ」に該当するのが本日でしたので、基本的には戻り局面の中での一過性の調整と捉えております。
◆マザーズ指数◆
終値は652.48と3%超の下落となりました。
2月24日に付けた安値648.20に迫る安値水準で、3月半ばから4月初旬まで続いた上昇分を全て吐き出してしまった格好です。
同指数が切り返さないと、中小型成長株の冴えない展開は今しばらく継続してしまうやもしれません。
◆日経平均マイナス寄与度ランキング◆
1.ファーストリテイリング(9983):6.26%下落:日経平均マイナス寄与134.95円
2.東京エレクトロン(8035):2.02%下落:日経平均マイナス寄与39.36円
3.ソフトバンクG(9984):3.5%下落:日経平均マイナス寄与38.17円
TOPIXとの比較で日経平均の弱さが際立っていたような印象でしたが、上記3銘柄だけで日経平均のマイナス寄与が200円超だった事を鑑みれば、納得のいく展開だったかもしれません。
◆日経225銘柄で値下がり率トップは日本製鋼所(5631)◆
子会社である日本製鋼所M&Eが生産した鉄鋼部材で検査不正があった旨発表されました。
ストップ安比例配分で18.79%の大幅下落となりました。
こうしたニュースは非常に嫌ですね。
◆米国S&P500は節目の4000ポイントが目前◆
先週までのS&P500の安値は4067.91。
同指数から大量の資金流出を誘発する可能性がある「臨界点」とも指摘されている4000ポイントが目前です。
一方で、年末の同指数のターゲットを再下方修正する動きは今のところ観測されていません。
次のターニングポイントとなりそうなのは、今週に集中する日本企業の決算発表と、11日(水)に予定されている米4月消費者物価指数(CPI)の発表です。
企業決算は、良くも悪くも「通過」する事がアク抜けにつながり、CPIの発表を受けてインフレピークアウト感が台頭し、買い戻し基調が強まる展開に期待したいと存じます。
加えて、S&P500等から資金が流出すれば、その受け皿として日本株は優位にあると考えておりますので、今後もそうした「退避マネー」的資金シフトが日本株の下値を支えるであろう展開に期待している次第です。
ゆえに、引き続き、買い目線で底打ち反転を狙う、というスタンスこそが「妥当」である印象です。
今週の投資スタンスとしては、「慌てて狼狽売り」するのではなく、「切り返し狙いでの買い目線」をご提言したいと存じます。
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個人的に気になっている銘柄
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◆栗田工業(6370)
業績好調である一方、株価は24か月移動平均線を切る水準まで下落
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私のコラムで紹介した銘柄
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◆タカヨシ(9259)[産直店舗・プラットフォーム]
何度かご紹介申し上げた産直店舗経営企業です。
輸入食材の値上がり傾向が強い中で、
相対的に地産地消が消費者の根強い支持を受けています。
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単発スポット銘柄の見解
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◆≪集まれ!あすなろ短期高騰祭り!【5倍銘柄賞】(****)≫
業績好調を確認して株価は上値追いが継続中です。
抵抗線を上抜いてきましたので、更なる上伸にご期待ください。
◆≪木村泰章のレッドダイヤモンド銘柄(****)≫
全体相場がリスクオフムードとならなければ、
テクニカル面でも買いサインが出ていた同銘柄は、
今日にも●●●円台に進むものと考えておりました。
引き続きご期待ください。
◆≪バブル・ダブルテンバガー銘柄(****)≫
明日の15時締切を前に募集枠の残りが少なくなってまいりました。
テーマ性のある銘柄である一方、バリュエーション面も盤石で堅いと見ています。
ご検討のうえお早めにお申し込みください。
執筆:木村泰章
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