国内株式市況。

　 　
本日の国内株式市場は、寄り前の外国証券経由の注文状況が、6日ぶりの売り越しになったにもかかわらず、大型株を中心に増配期待から、好業績・低ＰＥＲ銘柄に権利取りの動きが活発化、更に、グローベックス市場で、米国株式先物が堅調なことで、今晩のＮＹ株式が高くかえってくるとの思惑も働いているようだ。
日経平均株価・ＴＯＰＩＸともに、ザラバ・引値での年初来高値を更新して取引を終了した。

日経平均株価は、前日比、233.27円高の、13392.63円。
ＴＯＰＩＸは、前日比、30.27ポイント高の、1386.49ポイント。
ともに、大幅反発で、寄り付き安値の高値引けとなった。

ＮＴ倍率は、9.66倍と今年最低まで低下。
10日比例騰落は、185.50％と、大発会（1月4日）の207.98％に次ぐ水準。

業種別指数は、33業種中、31業種が上昇。
新日鉄（5401）・住金（5405）・神戸鋼（5406）・ＪＦＥ（5411）の鉄鋼が値上がり率1位。
野村（8604）・三菱証券（8615）・ＵＦＪつばさ（8621）の証券・商品先物が同2位。
三井造船（7003）・トヨタ（7203）・スズキ（7269）の輸送用機器が同3位。
銀行業、卸売業、不動産業も高い。

半面、国際石油（1604）・石油資源（1662）の鉱業が値下がり率1位。
スカイマーク（9204）・ＪＡＬ（9205）の空運業も安い。

個別銘柄では、「陸自が中国の進行も想定」で防衛関連が高い。
豊和工（6203）/227円（+50円）がストップ高。
航空電子（6807）/1349円（+59円）、細谷火工（4274）/479円（+14円）なども高い。
先週末前期黒字転換と今期大幅増益を発表した、総合商研（7850）/510円（+130円）が買われ、業績上方修正の、九州耐火煉瓦（5362）/360円（+85円）もストップ高。

半面、低位のＪＡＳＤＡＱ銘柄、イチヤ（9968）/23円（-10円）、シーマ（7638）/35円（-5円）が安く、業績下方修正の、エプソン（6724）/2905円（-95円）は引き続き売られた。


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