商品価格一服で狙い目の銘柄
ポリエチレン等の合成樹脂原料に用いられるエチレンが下落している。ナフサなどの石油精製原料等はロシアのウクライナ侵攻により上昇が続いていたものの、中国の都市封鎖により需要が後退し、エチレン等はピーク時の価格から2~3割下落(化学工業日報より)。6月1日から都市封鎖は解除されたものの、設備の過剰投資により需給が弛んでいる状況かと考えられ、引き締めには数年を要するかもしれない。
採算改善が見込める樹脂フィルム大手の大倉工業は、ゴムの柔軟性とプラスチックの強度・高度を併せ持つTPU「シルクロン」で有名。高付加価値製品であり、販売価格は強気で押し通せるとみて、利益の伸びが期待できよう。今期1Q決算は原材料高で減益となったが、上記の商品市況を考慮すると今期の見通しはやや保守的に映る。
アジア市況の動向によっては、前期実績を更新する期待感も膨らむ。現金収支も設備投資に積極的な割には良好で、業績面・財務面ともに不安要素は少ないだろう。バリュエーションもPBR0.3倍台と割安感あり、5/19に付けた安値1633円からの切り返し基調は今後も続くだろう。ただ出来高が少ない日もあるため、出来高が安定的に形成されるまで様子見しておこう。
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