NY株安を嫌気して続落　27200－27500円のレンジを想定

【米国株】
　10日のNY株式市場はインフレ高進により積極的な利上げ継続への懸念が強まり、大幅安で3日続落。5月の米消費者物価指数（CPI）が前年比8.6％上昇と市場予想を上回った。「米連邦準備理事会が7月まで連続で利上げを実施した後、9月には利上げを一旦停止する」との期待もあったが、「積極的な利上げが続き景気が減速するとの懸念」が強まり売りが先行した。また、ミシガン大学が発表した6月の米消費者態度指数（速報値）は50.2と市場予想平均の58.0を下回り、前月から大幅に低下し、コロナショック時の水準を下回って過去最低を更新。3指数は下げ幅を拡大した。

【注目ＡＤＲ】
銘柄名　　 国内引け　　 ＡＤＲ　　　　騰落率
楽天Ｇ　　　　713　　　　682.9　　　　-4.23%


【★日経平均見通し★】
　本日の日経平均株価は、ＮＹ株安を嫌気して続落の展開と見る。ＣＭＥ日経平均先物の終値は２万７３２５円で、先週末の東京市場の日経平均終値２万７８２４円と比べ５００円ほど安い水準。


－【重要指標】－
●日経平均株価ＰＥＲ：13.35
　　　　　　　ＰＢＲ：1.20
　　　　　　　配当利回り：2.36

●騰落レシオ（25日）99.58％
●空売り比率　45.2％
●日経平均ボラティリティー・インデックス　21.73まで上昇


－【前営業日（6/10）のおさらい】－
●日経平均株価　２万７８２４円２９銭（－４２２円２４銭）
●ＴＯＰＩＸ　　１９４３.０９（－２５.９６）
●マザーズ　　　　６８７.１５（－１１.９７）

東証プライム出来高 １２億７２５３万株
東証プライム売買代金 ３兆１４４９億円
グロース売買代金　　　 　　８９８億円
値上がり１７６／値下がり１６３４／変わらず２８

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【今週のタイムテーブル】

14(火)
欧 4月 鉱工業生産(前年比)
米 5月 生産者物価指数(PPI)最終需要(前年比)
米 連邦公開市場委員会（FOMC、～15日)

15(水)
日 4月 機械受注船舶・電力除く民需(前年比)
中 5月 固定資産投資(前年比)
中 5月 鉱工業生産(前年比)
中 5月 小売売上高(前年比)
欧 5月 準備資産総額
米 6月 NY州製造業業況指数
米 5月 輸入物価(前月比)
米 5月 小売売上高(前月比)
米 5月 小売業販売高
米 4月 企業在庫(前月比)
米 6月 NAHB住宅市場指数

16(木)
日 5月 輸出(前年比)
日 5月 輸入(前年比)
日 5月 貿易収支
米 5月 建設許可件数
米 5月 住宅着工件数
米 6月6日週次 新規失業保険申請件数
米 6月 フィラデルフィア連銀業況指数
日 日銀金融政策決定会合（～17日）

17(金)
欧 5月 EU基準消費者物価指数(HICP)改定値(前年比)
米 5月 鉱工業生産(前月比)
米 5月 設備稼働率季調値
日 6月17日 日銀政策金利決定