ビッグマネー流入の高評価機械株
まんじゅうやチーズ入りハンバーグ等生産できる、『包あん機』を手掛ける機械メーカー。同社製品『火星人CN700』は2段コンベヤー仕様の場合10~85個/分で生産可能。パン生地を何層も織り込むクロワッサンも生産可能だ。同社は経産省主催2020年版「グローバルニッチトップ企業100選」 選定企業であり、このような技術が評価されたのも頷ける。
5/12発表の本決算では、経常利益は対前期比9.5%減であったものの、前期の会社予想に対しては111.2%の進捗で着地。今期経常利益予想は25.5億円で、業績の回復基調が鮮明化しつつある。営業キャッシュフローは2020年3月期のおよそ3倍に増加しており、キャッシュも順調に積みあがっている。工作機械は顧客先の工場に製品設置後、検収後に初めて売上計上されるため、中国の都市封鎖も解除されたグローバルのサプライチェーンも回復しつつあり、今期の売上は想定以上に期待できるだろう。
株価は節目1100円に到達する前に自律反発。節目1200円付近で売り物が出ているようだ。テクニカルでは日足の日足のボリンジャーバンドで-2σ~-3σ付近で推移。スローストキャスティクスではスロー%Dチャートが10%付近であり、売られすぎ感を意識した買いが入る可能性も高まってきた。イギリスの機関投資家であるシュローダー・インベストメントは保有割合を増加してきており、JPモルガンの保有も確認できる。機械株は基本的にバリュー株が多い印象だが、同社株のバリュエーションは市場平均に近く、「過剰評価」というよりは、グローバルニッチに特化した製品力が評価されてきているのかもしれない。
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