株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

(一社) 人工知能学会:18801(公社)日本証券アナリスト協会:01159

あすなろ投資顧問

2022-07-08 14:00:00

アナリスト木村の銘柄研究部

想定外の有事ゆえ市場に与えるインパクトが不明:保有ポジションには手を加えない

皆様、日々の株式投資へのお取り組み、ご苦労様です。

本日の前場引け後に、安倍元首相が選挙遊説中に銃撃されるという衝撃のニュースが飛び込んでまいりました。
ご関係者皆様のご無事をお祈り申し上げます。

このような未曽有の事件の際の投資行動は、大別しますと2つしか無いように考えます。
「現在株式投資のポジションを有していない場合:投資行動自体を控える」
「現在株式投資のポジションを有している場合:売買を控え様子見する」

キャッシュポジションを高めるために、保有ポジションを売却して現金化する、という投資行動は、先行きのリスクを回避する為の「リスクオフ」に該当しますが、有事の際、特に、有事直後の投資行動、かつ、既にポジションを保有している場合には、一概に現金化が妥当・有効とも言い切れません。
有事が市場に与えるインパクトが、いかほど大きいかを判断する事が難しく、ごく近い将来(例えば来週)の市場のセンチメント感を予測・察知する事も困難な為です。

投資助言会社の一角からは、個人投資家の皆様に対し、保有ポジションを「即キャッシュ化」する旨の提言が行われているようですが、先行きが「不透明」なのではなく、有事のインパクトが「不明」なのであって、かつ、そのインパクトが短期的であると思われるのであれば、ポジションを解消してキャッシュ化するほどの「リスクオフ」ではなく、売買を控える「様子見」こそが妥当と考える次第です。

奇しくも本日の午前中に、既に株式投資のポジションをお持ちであろう会員様には、全体相場フォローとして、「今週末~来週半ばを目先の底入れタイミングと見る」旨ご連絡申し上げました。
弊社としては今のところ、このスタンスに変更は無く、来週半ば前後を「買い」のタイミングと推察しております。

会員様各位には、何卒、冷静なご対応をお願い申し上げます。



執筆:木村泰章

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