取締役コラム 「 社 長 の 二 言 目 vol.27」 ■ 業 績 下 方 修 正 ■
〜業績下方修正〜
会員の皆様、 ゴールデンウィーク明け波乱の週のお取り組みお疲れさまでした。
この時期特有のネガティブ材料にポジティブ材料をぶつけて帳消しにしようとする場面が多々見られました。
詳細は銘柄アカデミーで触れてると思いますのでここでは割愛させていただくとして。。。
とはいえ
せっかくの決算祭りのこの時期ですから私からはこんな話題を。
「業績下方修正常習犯ランキング」
このような面白いデータが東洋経済ONLINEにございましたのでひとまず3位までピックしてみます。
1位 5012 東燃ゼネラル石 8回
1位 6773 パイオニア 8回
2位 2268 サーティーワン 7回
2位 3205 ダイドー 7回
2位 5017 富士石油 7回
2位 5210 日本山村硝子 7回
2位 5541 大平洋金属 7回
3位 1919 ヤマダSXL 6回
3位 3782 DDS 6回
3位 3947 ダイナパック 6回
3位 7421 カッパクリ 6回
3位 7731 ニコン 6回
3位 9308 乾汽船 6回
*直近本決算までの3年間で統計。4月13日までに発表された決算を元に時価総額100億円以上の会社が対象。一部社名省略。
おなじみの会社もちらほらといったところ。
さらに下位にはソニーやワタミ、ホンダなどの顔ぶれも。
多くの投資家は10年先を見据えて投資していると言われております。
そのため、直近の決算内容の良し悪しと反比例した方向へ株価が向かうことがあります。
それだけ業績予想や修正はしっかり注目しているということから、IRの「信憑性」はとても大事です。
業績の見通しを8回はずすとなれば企業の先見性能力に疑問を覚え牽制してしまいます。
余程のことがない限り何度も修正する必要性には直面しません。
例えば1位の東燃ゼネラル石油の様に、近年下落の続く原油の影響を直撃で受ける企業は若干致し方ない部分もあるとは思いますが、
純粋に製品の開発が遅れただとか、競合他社との競争に負けてしまったという様な下方修正は、投資家の参加意欲を大きく欠いてしまいますね。
サーティーワンなどは競合のコンビニとの競争が激化しており生き残りをかけて前社長が返り咲くという展開に。それが正解かはまだわかりませんが。
ランク外ですが9104商船三井は5回となっていて中国経済の鈍化やリーマン前に船体増強したことが今となって裏目になり業績が読みにくくなっている。
しかし先にも言いましたが、業績が良いから必ず上がるわけでも、良くないから必ず下がるわけでもない。
今回の三菱自動車の様にどん底の中、予期せぬ一手によってS高をつけることもあるわけです。
余談ですがこれに関して前日の銘柄会議にて弊社顧問藤井先生が予期していた通りの展開となりあすなろ一同驚愕したものでございます。
確かに冷静になって考えれば、軽がない日産は三菱の軽を手中に収めて業界シェアを掴みたいのは当然の事ですね。
今回は時価総額100億円以上の企業に絞りましたが、それ以下の企業になってきますと、
割とちょっとしたことで修正が必要になってくるケースがあるということで、
一概に下方修正に対して嫌気しすぎるのは投資判断としてはベターではないことにも注意したいところです。
しかも現在の相場ではタイミングが悪いと余程のIRがでない限り全体相場に飲まれてしまう可能性もあることから、
多面的且つ目線を少し上げて監視する必要もある気がします。
いずれにしても最近の相場
私としては
「むずかしい」
から
「おもしろい」
へ引き上げさせていただくと共に、会員の皆様へ勝利をお届けできる自信があることをお伝えして今週のコラムをお開きとさせていただきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
執筆:大石
PS:早ければ5月25日に同意の可能性を秘めた
テーマの先取りエルドラド銘柄。参加された方誠にありがとうございます。
お楽しみにお待ち下さい。
まだの方はお問い合わせください。
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