ジャクソンホール会議:恐れる必要無し!
いきなり結論から行きましょう。
「ジャクソンホール会議におけるパウエルFRB議長の発言は、注目に値するものの、もはや株式市場の材料とはならない」
と考えます。
わかりやすく、全て箇条書きで行きます。
◎ジャクソンホール会議とは?
・ジャクソンホール会議とは、カンザスシティ連邦準備銀行が米国ワイオミング州のジャクソンホールで毎年8月に開催する経済政策シンポジウムです。
・2010年8月には、当時のバーナンキFRB議長が量的金融緩和第2弾(QE2)に踏み切ることを示唆する講演を行い、株式市場にも影響を与えました。
・特に8月はFOMCの開催がない為、FRBのスタンスをある程度把握できるジャクソンホール会議に対する市場の関心が高まっています。
◎今回注目されているポイント
・足元のインフレがピークを越えたのであれば、利上げペースを緩める事に言及する可能性アリ⇒おそらく言及しないとの見方が多数を占める。
・むしろインフレ抑制の為に利上げ継続を示唆する事に言及する可能性アリ⇒最も多い見方で既に株式市場は織り込み済みとの指摘も多い。
・リセッション(景気後退)に関する言及する可能性もアリ⇒ただし、利上げサイクル転換時期については言及しないという見方が多い。
◎私の予想
・パウエルFRB議長は何ら新しい事を語らない⇒いえ、多分語れないと思います。
・インフレ抑制の為に金利引き上げを継続する事のみを強調する⇒市場は既に織り込み済みで、少なくともネガティブインパクトに乏しいと見ます。
・利上げペースを緩める事には言及しない⇒おそらく9月のFOMCでも0.75の利上げ⇒0.5なら株式市場にはポジティブインパクトになる可能性があります。
・リセッションにも言及しない⇒いえ、できないと思います。
・利上げ政策の転換時期見込みにも言及しない⇒できないでしょう。
・ゆえにサプライズ感に乏しい⇒ゆえに株式市場に短期的なインパクト生じても限定的でしょう。
以上の考察からも、仮に株式市場にインパクトが及ぶのであれば、むしろ、ジャクソンホール会議を「無難に通過した」という、ポジティブインパクトこそが想定されるように思います。
「ミクロ環境の確認作業イベント」である個別企業の決算発表と同様に、株式投資に取り組まれている会員様各位にとってのジャクソンホール会議は、単なる「マクロ環境の確認作業イベント」でしかありません。
保有ポジションを継続したまま臨む事が基本姿勢であって、イベントに向かってポジションを調整する必要は基本的に無し、とお考えください。
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個人的に気になっている銘柄
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◆住関ホールディングス(1514)
◆Amazia(4424)
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私のコラムで紹介した銘柄
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◆ASTI(6899)[車載用電装品]
じわじわと下値の切り上がりが継続中。
遂に窓開け上昇時の高値を更新。
新局面入りの初動と見て良さそうです。
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単発スポット銘柄の見解
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◆≪あすなろ株1グランプリ特典「準グランプリ銘柄」(****)≫
下値固めから一時25日移動平均線の上へ!
第1ターゲットに向けての上伸にご期待ください。
◆≪【億男Wの特典銘柄】(****)≫
銘柄公開後の高値を更新!
こちらも第1ターゲットに向けての上伸にご期待ください。
◆≪穴株発見!宝石箱銘柄(****)≫
政策面の追い風も受ける事が予想されるこの銘柄、
「進化」に向けて生まれ変わり始めています。
株価が大きく飛び立つのも時間の問題かと。。。
まさに「穴」です。
執筆:木村泰章
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