株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2022-09-03 09:00:00

アナリスト木村の銘柄研究部

リーダーが優秀なら、組織も悪くない

週末・休日版コラムでは、銘柄や相場や経済についての直接的な話ではなく、むしろ、離れたところからの目線でお話ししますが、最後は株式投資にもつながるような話もご披露したいと思います。
かなりくだけた内容ですが、週末・休日版という事でご了承いただき、お付き合いください。

この有名なセリフ、ご存じなければ、そのままコピペしてWeb上で検索してみてください。
大人気を博したシリーズもの邦画の代表作の中で、警官役の主人公が発した有名なセリフです。
犯人グループにはリーダー役がおらず、リーダーなんかいると、個人が死んでしまう、
各々の判断で動き、横に伸びる新しい組織こそが、究極の組織だと考えています。

このシーン及びセリフのやり取りは、IT関連を中心にベンチャー企業の躍進が目立った2000年前後の時勢と相まって、「理想の組織論」に一石を投じる形となり、今なお頻繁に話題として取り上げられます。

同邦画の中では、こんなセリフも有名です。
「責任をとる、それが私の仕事だ」
前述の「現場」の警官に比べ、遥かに上位のリーダー的立場にある「上司」が発したセリフです。

証券会社勤務時の私は、いわば「傭兵」でした。
決して各々の所属会社に忠誠を誓っていなかったわけではありませんが、いわゆる「ヘッドハンティング」的に、求められる会社への移籍を繰り返してきました。
「愛社精神なんか持ってないんでしょ?」と揶揄される度に、ムカッときて、こんな風に自分を表現したものです。
「I belong in the market」
会社に属しているんじゃない、オレが属しているのはマーケットだ!
う~ん、カッコ良い!笑

私が考える理想の組織は、従業員1人1人がリーダーとなり、与えられた仕事を完遂する為に、己の判断で行動する事が許され、ワントップである「ボス」は「責任を取る」、というシンプルなスタイルです。
加えて、各リーダー(各従業員)は互いに尊重・尊敬の念と共にチームスピリッツが共有され、お互いがお互いの「背中を守り合う」信頼感で結ばれている、というのが理想であるように思います。

実は、ゴールドマンやバークレイズ在籍時以来、私はその理想形の可能性を、ここ、あすなろ投資顧問に感じています。
何しろ、「ボスが優秀で、責任を取る」からです。
私は、会員様各位への助言内容の向上こそを第一義としてフォーカスできます。
上司にへつらったり忖度する必要は全く無いのです。
まぁ、昔っから私は上司に対して、いつも喧嘩ごしだったからこそ大成しなかったわけですが。。。苦

加えて、弊社の「ボス」は、決して「大本営」でふんぞり返って、指示・指揮だけしているわけではありません。
大枠での経営戦略だけでなく、「現場感」を忘れず、ありえないくらい足で稼いで、あちらこちらに顔を出し、常に情報収集や状況チェックに余念がありません。
言い換えるのであれば、戦車や空母を使った大作戦もイケるし、竹ヤリを使ったゲリラ戦もイケます。
「戦略」だけでなく「戦術」をも理解・実践できるからこそ「優秀」なのです。
しかも、決断が恐ろしいくらいに早い!
常に「責任をとる」つもりであるからこそ可能なのでしょう。

戦車部隊を排除する為に空爆を要請するだけじゃなく、みんなでこっそり戦車群に近付いて、まずはその砲身に泥を詰めちゃおうぜ!
よし、オレについて来い、右は木村、藤井は左、オレは真ん中、若木は狙撃兵を排除しろ、行くぞ~っ!
みたいな「ボス」です。笑

当然ながら、「現場で」、「足で」行動していますから、「ナマ」の情報も収集できます。
「ボス」が発掘してくる銘柄が、私が目を付ける銘柄とタイプが異なるのは、「ボス」が経営者として立ち回るフィールド(現場)と、「ボス」の経営者目線から見た着目ポイントが、私とは全く異なるからでしょう。


執筆者:木村泰章

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