皆様、日々の株式投資へのお取り組み、ご苦労様です。

当コラムでも、「個人的に気になっている銘柄」というコーナーを設けさせていただいており、「主に」足元の値動きが気になる銘柄を、会員様各位の株式投資の「ヒント」になれば、という考えでご紹介しております。
本日はその「気になっている銘柄」と「推奨銘柄」はどう違うのか、という点について触れてみようと存じます。

8月31日の当コラム内では、気になっている銘柄として、和心（9271）をご紹介しました。
https://1376partners.com/blog_kimura?year=2022&month=8&date=31
バックストーリーは、新型コロナウイルスの水際対策の緩和についてで、既に8月16日の当コラムでインバウンド関連株に対する私見をご紹介していた事を受け、現在、市場で盛り上がりつつあるインバウンド再開期待「ネタ」を予見したつもりです。
https://1376partners.com/blog_kimura?year=2022&month=8&date=16

和心（9271）の株価は、8月31日以降、数日間は目立った動きが無かったものの、9月9日になって急に動意づき、9月15日の高値は545円と、2週間程度の間におよそ7割もの急騰となりました。

「こういう銘柄こそを推奨してくれよ」？
いえいえ、和心は現段階では、現段階でも、「未だ」推奨できないと考えております。
あくまで、気になるゆえの「監視銘柄」状態です。

理由は、同社が昨年末時点で債務超過状態に陥っており、今年の年末まで、東証が上場廃止に係る猶予期間入り銘柄に指定しているからです。

インバウンド再開というバックストーリーは充分魅力的ですし、同社が債務超過解消に向けた取り組みを行っている事も充分評価できます。
インバウンドの動きが年末までに同社株の業績にプラス面のインパクトを与え、上場廃止に係る猶予期間入り銘柄の解除が行われたり、債務超過解消にメドが付けば、当然ながらポジティブサプライズと捉えられて、株価は切り返しに向かう事となりましょう。

3Q決算が発表されるのは11月の半ば。
「がんばったけどダメでした」となれば上場廃止の確度は一気に上がります。
つまり、少なくとも、会社側から債務超過解消のメドが示されるか、3Q決算を通過するまでは、「高リスク」ゆえの「投資不適格」状態にあって、ご推奨するわけにいかないワケです。

「リスクが高いのは承知の上だ」とおっしゃられる会員様も、少なからず居られる事は承知しております。
では、まだまだ「監視状態」ですが、「ご参考・ヒント」程度にご紹介します、という銘柄こそが「気になっている銘柄」です。
「和心、儲かりました、ありがとう！」とおっしゃっていただいても、「〇〇は一向に上がら無ぇ～じゃん！」とお叱りいただいても、単なる「監視銘柄」に過ぎませんから、なんらお応えする事ができないワケです。

現状で私が認識しているのは、「やはり、インバウンド関連全般に関する投資家の関心は高い」という点のみです。
このバックストーリーを基に個別銘柄の選別・選択を行うには、まだまだ詳細な分析と経過観察が必要と考える次第です。


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　個人的に気になっている銘柄
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◆オロ（3983）
◆ワールド(3612)
◆リンクアンドモチベーション(2170)

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　私のコラムで紹介した銘柄
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◆ANAホールディングス（9202）[空運]
言わずもがな。
本日も一時2800円台まで上伸。
昨年来高値は2974円で、その更新も射程圏内という印象。

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　単発スポット銘柄の見解
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◆≪木村泰章のキャッシュキング銘柄（****）≫
出来高推移にご注目ください！
徐々に出来高は増加傾向にありましたが、
本日の出来高は久々の●●万株台。
来週の値動きに期待致しましょう。

◆≪まんもす会員銘柄（****）≫
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執筆：木村泰章