株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2022-09-19 09:00:00

アナリスト木村の銘柄研究部

私が徹底してやらない事:休暇中に株価をチェックしない

週末・休日版コラムでは、銘柄や相場や経済についての直接的な話ではなく、むしろ、離れたところからの目線でお話ししますが、最後は株式投資にもつながるような話もご披露したいと思います。
かなりくだけた内容ですが、週末・休日版という事でご了承いただき、お付き合いください。

大変恐縮ではございますが、木村は、9月20日と21日は遅めの夏休みを頂戴致します。
22日は出社致しますが、休暇中の株価の動きやニュース・トピック等を「復習」する、
いわば「リハビリ日」ですので、会員様各位のご相談やお問い合わせに対し、適格な対応ができない可能性もあります。
予めご了承ください。

私は1990年に証券界に身を投じて以降、「自分なりのルール」として、休暇中には株価をチェックしない、マーケットを見ない、という事を徹底してきました。
逆説的に、1日だけ休みます、さらに来週も1日だけ休みます、というような、「散発・細切れ」の休暇をとった事はほとんどなく、少なくとも1週間、平均して2週間連続で休暇を頂戴してきました。

「そんなに休んだら、仕事に復帰できないじゃん?」とお思いになる方も居られるかもしれませんが、いいえ、むしろ、「オン・オフ」の切り替えは明確であった方が仕事に没頭できると、私は考えております。
特に自身は、「集中力」を切らさないまま、限られた時間の中で仕事を完結した方が、パフォーマンスを出せるタイプであると自己分析している次第です。

2000年くらいを境に、テクノロジー面の進化と共に、携帯電話とインターネットの普及をテコに、いわゆる「モバイルワーク」の環境が「整えられてしまいました」。
休暇中でも電話会議とか、夜中でも海外旅行中でも、フツ~に直ぐ電話やメールで「捕まってしまい」、「24/7 Available」(24時間1週間いつでも対応可能)という姿勢がカッコ良いなどという「曲解」まで生まれました。
次いで、「BCP=事業継続計画」などという概念が欧米から日本へと浸透し始めて、災害等発生時の業務体制まで問われるように「なってしまいました」。

利便性の追求が度を越して、自由やプライバシーを奪う「首輪」になってしまったような気がしてなりません。
下半身だけパジャマでリモートワークなんて、少なくとも私自身の場合は、生産性が上がるわけないと考えています。
災害時?
ご自身の安全を確保する、人命を守る事以外に、優先されるべき事項など無いはずです。

会員様各位へのご助言に関しては、理論的根拠こそを第一義としております一方、私自身は、「鼻」や「肌感」という感覚面の「気付き」をも、株式投資における重要な要素と考えております。
細切れなお休みを頂戴して、その感覚面が鈍ったり中途半端になる事よりも、休暇は休暇としてジタバタせずに割り切って、仕事に復帰してから、そこに没頭する事で感覚面や見識面をアップデートすべき、と考えているわけです。
むしろ、2週間くらいの休暇をいただいてから仕事に復帰した方が、感覚面での「気付き」は増すようにさえ感じています。

休暇の間に、相場の投資の「勉強」するのではなく、休暇の間は相場からも投資からも株価からも離れてみる事こそ、時には必要なのではないかと考える次第です。
まさに「休むも相場」ですね。



執筆者:木村泰章

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