【岸田首相に安倍晋三氏が憑依？】

米国景気減速を嫌気して投資マインドが弱気に傾く中、日経平均は自律反発が期待出来る水準まで一気に調整！

日経平均をテクニカル指標の1つボリンジャーバンドで確認したところ、自律反発が期待出来るマイナス3σに到達。

過去にマイナス3σに到達した場面では、早い段階で切り返しており、明日以降の自律反発に期待が高まる。

今週は中間の配当取りを狙っている投資家も多く、本日の調整は配当プラス値幅を狙える美味しい押し目に見えるのはＷだけであろうか？


また先日、岸田首相はＮＹ証券取引所で、世界の投資家に向けてトップセールを行った。

以下、一部抜粋※出所：首相官邸

「日本は本当に大きな変化を成し遂げられるのか。私は、それができると申し上げるためにここに来た。我々の歴史がそれを示している。明治維新と戦後の経済的奇跡が、その能力の証拠である。そして、今、再び日本で変革が起き始めている。
私は、我々が直面する様々な社会課題を成長のエンジンへと転換することを提案している。そして、成長の果実を分配し、更なる成長へとつなげていく。こうした挑戦に向け、予算、税制、規制改革といったあらゆる政策を総動員する。
野球で一番盛り上がるのは、逆転勝ちだ。私は今日ここに、日本の国民の協力を得て、日本経済を再生し、活性化すると伝えたい。」

注目すべきは、あらゆる政策を総動員することを伝えたことだ。

まだ本気度が伝わっていないのか、本日の相場は軟調となったが、24年ぶりに実施された政府・日銀による円買い介入は、岸田首相の本気度を示すのに十分過ぎた決断のように思える。

円買い介入は持続性に問題があるなど、意味がないようなコメントをする人もいる。

しかし、何もしなかったよりも岸田首相が経済立て直しに向けて本気で取り組んでいるメッセージとしては十分な効果があったのではないだろうか。

10/11のコロナ対応の水際対策を緩和したことや為替介入など矢継ぎ早に決断し、まるで国葬を前に、志半ばで無念の死を遂げた安倍晋三氏が岸田首相に憑依しているように思える。

来月召集される臨時国会では、断固たる決意で経済対策に取り組む岸田首相の姿に期待したい。


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執筆：Ｗ