皆様、日々の株式投資へのお取り組み、ご苦労様です。

さて本日は、昨日の当コラムでもちょっと触れた、10月3日発表の9月の日銀短観について、個別業種に着目しながら、先行きのDIの切り返し余地、さらには株価の切り返しのタイミングが近いと思われる業種をご紹介します。

◎大企業製造業
・「鉄鋼」が前回から24ポイント「改善」して「プラス18」
・「自動車」が前回から4ポイント「改善」の「マイナス15」
自動車のDIは改善したものの、まだマイナス幅が大きい事から、この先の改善余地が大きいものと見ます。
・「石油・石炭製品」が前回から13ポイント「悪化」して「プラス7」
・「紙・パルプ」が前回から7ポイント「悪化」して「マイナス14」
原油価格の下落など市況の悪化で在庫として備蓄している石油の価値が下がったことなどが主な要因ですが、ほぼ「常態回帰」したという印象で、これ以上の「悪化」は限定的だろうという印象です。

◎大企業非製造業
・「不動産」が前回から5ポイント「改善」の「プラス27」
・「宿泊・飲食サービス」が前回から3ポイント「改善」の「マイナス28ポイント」
新型コロナの行動制限が緩和され、感染者数も減少傾向となる中にあって、宿泊・飲食サービスは未だマイナス幅が大きく、この先の改善余地は大きそうです。
一方で不動産のプラス幅はやや行き過ぎな印象で、こちらは水準訂正的な悪化懸念があります。
・「電気・ガス」が前回から6ポイント「悪化」して「マイナス17」
・「対個人サービス」が前回から16ポイント「悪化」して「プラス2」
対個人サービスには遊園地などが含まれますが、水際対策の撤廃等により今後はインバウンド効果も期待される一方、電気・ガスの悪化傾向は今後も続く可能性が高く、歯止めをかけるべく政策面での支援が期待されるところです。

株価の戻りの「順序」は、非常に大雑把な「印象」ではありますが、空運・陸運⇒サービス⇒半導体⇒自動車部品⇒電気機器⇒機械全般と見ます。
ただし、それらの「順序」に時間軸的に大きな開きや隔たりはなく、例えば、半導体関連全般が大きく上昇すれば、その上昇が数日継続するというパターンよりも、他の業種群に物色の対象が移るというパターンの、「循環物色」が繰り返される形での切り返し基調が続くものと考えます。
本日は業種別では「精密機器」の上昇が最も目を引きますが、これが明日も継続すると見るよりは、精密機器の上昇によって出遅れ感という「歪」が生じた他業種へと、物色の対象が移っていく可能性こそを想定します。

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　個人的に気になっている銘柄
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◆スローガン（9253）
じんわり上昇し本日直近高値更新。
人材関連とテーマも良し。

◆日本BS（5036）
クラウドインテグレーションは企業DX化に欠かせない。
株価はもみあいから上に強い切り返し。

◆イーサポートリンク（2493）
生鮮青果物業界向けシステムを手掛け、
今期業績は黒字転換見通し。
出来高急増。

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　私のコラムで紹介した銘柄
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◆ウエルシアホールディングス(3141)[ドラッグストア]
ドラッグストア関連銘柄全般が堅調な動きです。
Re-Open・インバウンド再開期待が背景と見ます。

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　単発スポット銘柄の見解
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◆≪木村泰章のSSS級銘柄（****）≫
ご参加いただきました会員様に御礼申し上げます。
「フシ」と見ていた9月以降の高値を、ジワジワと上回り始め、
絶好のスタートとなったものと捉えております。
引き続き、株価の上伸にご期待ください。

◆≪木村泰章のゴールドメソッド銘柄-PREMIUM-（****）≫
決算発表を前に近日中に月次売上高が発表されます。
足元では●カ月連続で前年比プラスとなっており、
ひょっとすると決算発表前に上方修正となる可能性も。。。

◆≪オータムジャンボ高騰抽選祭≫
大人気のサマージャンボに続き、今年はオータムジャンボを初開催です。
・ドリームテンバガー銘柄賞
・スピードスター5倍銘柄賞
どちらも動意目前の高騰期待が高い銘柄です。
当選された方は忘れずに銘柄の取得をしてください。



執筆：木村泰章