皆様、日々の株式投資へのお取り組み、ご苦労様です。

本日11時よりソニー・ホンダモビリティ株式会社の設立発表会が開催されました。
発表会の模様はYouTubeでライブ配信されましたので、それを視聴した印象についてご紹介しようと思います。

まず、ライブ配信の視聴者は1000人程度と、さほど多く無かった印象です。
実車の細部についての内容が明らかにされる場では無く、あくまでも、表記どおりに会社設立発表会という段階なので、むしろ、1000人という視聴者は少なく無いのかもしれません。

同社は、2025年をEV化シフトのうえでの大きなターニングポイントと考えており、同社のEVも、25年前半に先行受注を開始し、25年内にまず北米での販売を目指します。
販売方法は今のところオンライン販売で、リアルとデジタルを融合させたサービス体制に関しては今後検討・整備するとの事です。

生産拠点は北米工場で、ホンダ主導で行われる見込みです。
同社のEVは「高付加価値」がキーワードとなっており、従来の車よりも、よりソフトウェアとしてのシフトを目指しています。
「ダイレクトに繋がるネットワークの構築」という目標が掲げられ、この面では、ソニーが有する通信、ネットワーク及び各種エンタテインメント技術の開発・運営の実績が、どのような形でEVに搭載されるか注目されましょう。

一方、ホンダが有する最先端の環境・安全技術を筆頭とするモビリティ開発力、車体製造技術及びアフターサービス運営の実績は、車の実際の動作がどこまでソフトウェア面からの理想に近付けるか、という点に活かされます。

当然ながら、「自動運転」も前提とされており、認識（ソニーのセンサー技術）と思考（ソニー主導もしくは社外からのAI技術）と実動（ホンダ主導の機能）を掛け合わせた「化学反応」が期待されます。

質疑応答では、テスラとの競合について質問が出ましたが、どうやらソニー・ホンダモビリティは、EVメーカーとしてのテスラを競合とは見なしていないようで、もっと先を見据えた、「ソフトウェア」的な位置づけの「高付加価値EV」を目指している印象でした。

例えばバッテリー等、車づくりにおける「サプライヤー」についての明言は避けられましたが、当初は北米工場での生産・販売となる事から、ホンダ系の部品会社各社にもアドバンテージがあるものと考えます。
ご参考までに、上場会社でホンダ系と目される部品メーカーは下記のとおりです。
（お取り組みを推奨するものではありません）

・ジーテクト（5970）ホンダ系の自動車骨格部品メーカー
・エイチワン（5989）ホンダ系の車体骨格部品メーカー。
・エフテック（7212）ホンダ系の4輪・2輪サスペンション、サブフレーム部品メーカー
・ユタカ技研（7229）ホンダ系の排気系・駆動系・制御系部品メーカー
・エフ・シー・シー（7296）ホンダ系のクラッチ部品メーカー
・八千代工業（7298）ホンダ系の燃料タンクとサンルーフメーカー


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　個人的に気になっている銘柄
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◆小田原エンジニアリング（6149）
業種では「機械」ですが、
クルマ用モーター用自動巻線機首位。
強い反転で節目1600円を難なく突破。

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　私のコラムで紹介した銘柄
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◆ツガミ（6101）[小型自動旋盤]
本日も業種別指数の「機械」は下落しましたが、
工作機械の代表的な銘柄のひとつであるツガミは、
小幅ながらプラスをキープ。
底値圏からの反転切り返しに期待。

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　単発スポット銘柄の見解
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◆≪緊急即日公開銘柄2022[第16弾]（****）≫
逆行高！
全体相場が軟調な中、
75日・25日の各移動平均線を上回っています。

◆≪木村泰章のラスト七福神銘柄（****）≫
フォローメールも配信しましたが、
強気見通しを継続します。
本日も株価の支援材料と目されそうなネタありですので、
明日もフォローメールを配信予定です。

◆≪【ウルトラ短期】利喰いむさぼり銘柄（****）≫
全体相場が軟調推移なら、その分「発射台」が下がり、
その分上値余地は大きくなりましょう。
利益を「むさぼれます」！
3ケタ銘柄ですから、上昇速度も速そうです。



執筆：木村泰章