NY株高を好感して反発 26800-27100円のレンジを想定

【米国株】
　17日のNY株式市場は企業業績への過度の懸念後退や、トラス英政権の財政政策の方向転換が好感され大幅高で反発。金融大手のバンク・オブ・アメリカが取引開始前に発表した7-9月期決算は減益だったものの、売上高と1株利益が市場予想を上回ったことから買いが先行。ハント英財務相は現地17日「トラス政権が打ち出した大型減税案を中心とした対策のほぼ全てを撤回する」と表明し、英金融市場の混乱が落ち着きをみせると欧州の主要株価指数が上昇。米国株式もその流れを受け買い直された。

【注目ADR】
銘柄名　　　国内引け　　　 ADR　　　　　騰落率
ソニーG　　　9,646　　　 9,844.1　　　　+2.05%
＊1万円を回復できるか注目


【★日経平均見通し★】
　本日の日経平均株価は、NY株高を好感して反発と見る。CME日経平均先物の終値は2万7075円で17日の東京市場の日経平均終値2万6775円と比べ300円ほど高い水準。


－【重要指標】－
●日経平均株価PER：12.38
　　　　　　　PBR：1.14
　　　　　　　配当利回り：2.35

●騰落レシオ（25日）93.00％
●空売り比率　42.6％：今週再び50％を超えるか注目
●日経平均ボラティリティー・インデックス　25.79迄上昇


－【前営業日（10/17）のおさらい】－
日経平均　26,775.79（-314.97）：14日の安値は下回らなかった
TOPIX　　　1,879.56 （-18.63）：キーエンスが足を引っ張る
マザーズ　　 715.00 （-0.58）：一時前日比プラスに

東証プライム売買代金　2兆4239億円：参加者は少ない
値上がり384／値下がり1390／変わらず63
グロース売買代金 915億円：RettyがS高で膨らむ

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【今週の重要スケジュール】

18日（火）
中 Q3 国内総生産(GDP)(前期比)季調値 11：00（予想3.4％、前回-2.6％、プラスに浮上出来るか注目）

19日（水）
欧 9月 EU基準消費者物価指数改定値(前年比) 18：00（予想4.8％。前回4.8％、予想上振れはネガティブ）
欧 9月 EU基準消費者物価指数(食品・エネルギー・酒・タバコ除)改定値(前年比) 18：00：（予想10.0％、前回10.0％）
米 9月 住宅着工件数 21：30（予想149万件、前回157.5万件、予想下振れはネガティブ）
米 地区連銀経済報告（ベージュブック）　

20日（木）
米 10月 フィラデルフィア連銀業況指数 21：30（予想-4.5、前回-9.9マイナス幅縮小でポジティブ）
米 9月 中古住宅販売戸数 23：00（予想-2.2％、前回-0.4％、マイナス幅縮小でポジティブ）

21日（金）
欧 10月 消費者信頼感指数速報値 23：00（予想-31.1、前回-28.8、マイナス幅拡大はネガティブ）