押し目狙いの銘柄
印刷インキメーカー。デジタル化進展によるWeb広告の台頭により苦戦を強いられているが、コンビニ等における飲料のパッケージ刷新に伴う包材用インクの伸びは長い目で見ると堅調な需要が期待できる。ただインクの原材料価格は高騰しており、非インキ事業の成長が今後の飛躍に重要であるとみる。
8月発表の中間決算における経常利益の対会社予想進捗率は43.2%と半分以下で着地。従来は1四半期で2ケタ億円台の利益を計上していたものの、今2Q(単体)の同利益は2.51億円と大幅減益。インキコストの高騰が想定以上に利益の伸びを抑えた。
今後は各企業のマーケティングに伴う飲料・食品等の包装材のデザイン変更需要が業績を牽引していくものと予想。インフレで買ってもらうには、商品を手に取ってもらうようなデザイン性の向上が必須となろう。株価は堅調に推移しているが、足元では高値警戒感が意識されてきそう。利益確定売り後の押し目を狙ってみるのも一考。
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