皆様、日々の株式投資へのお取り組み、ご苦労様です。

今週、個人的に気になった大量保有報告（主に買いのみ）をピックアップしてみました。

提出日ベース
10月21日：JSR（4185）：キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニー　7.15％⇒8.25％に買い増し
10月21日：ウェザーニューズ（4825）：アセットマネジメントOne 新規に5.11％取得
10月21日：円谷フィールズ（2767）：フィデリティ投信　5.89％⇒7.76％買い増し
10月20日：ブラックロックがNEC（6701）とブラザー（6448）を買い増し、SMC（6273）としずおかFG（5831）を新規に5％超取得
10月20日：コスモエネルギーHD（5021）：シティインデックスイレブンス　16.34％⇒17.41％買い増し
10月20日：平賀（7863）：Hikari Investment（代表は重田光時氏）　22.19％⇒23.20％買い増し
10月19日：ジャフコ（8595）：シティインデックスイレブンス　15.67％⇒16.71％買い増し
10月18日：サクサホールディングス（6675）：重田光時氏　10.07％⇒11.07％買い増し

まず、アクティビストの代表的存在と目されているシティインデックスイレブンスの買い増し継続、加えて、光通信及び重田氏の買い増し継続が目立った印象です。

海外勢ではキャピタルによるJSRの買い増し、ブラックロックが電気機器や機械の大型主力級を買っている点も特徴的だったように思います。
日本株を5兆円超を売り越した海外投資家による買い余力は充分であろうと期待します。

アセマネOneによるウェザーニューズの買いのタイミングは、1Qの減益決算発表の後と見ますので、いわば突っ込み買い。
株価が上値追いとなっている円谷フィールズはフィデリティが買い増ししていたのも印象的でした。

3月決算企業にとって10月は「下期入り」の局面です。
奇しくも9月から10月にかけては、全体層が下落すると共に方向感が定まらない印象でしたが、大量保有（変更）報告の件数もやや増加傾向にあり、いよいよ機関投資家勢が下期の投資行動を取り始めたものと捉えております。
当然ながら「買い」だけでなく「売り」もあるわけですが、9月いっぱいまで海外投資家の売り越しが7週間続いていた点、10月から下期入りという点を鑑みますと、10月はまず、機関投資家勢は買いスタンス気味に傾いているものと推察します。


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　個人的に気になっている銘柄
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◆SEMITEC（6626）
抵抗線25日線＆節目8000円を1日で突破。
下値も75日線と100日線が支えてくれそう。

◆コーセーアールイー（3246）
レンジ抜け。売り圧力も弱い。
日足一目均衡表の抵抗帯抜け。

◆スパイダープラス（4192）
75日移動平均線の穏やかな切り上がりが継続。
今期は最終赤字見込みですが、
海外投資家保有比率20％超えは、
もっと先を見越しているのでしょう。

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　私のコラムで紹介した銘柄
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◆ビリングシステム（3623）[ネット決済]
国民年金保険料のスマホ決済サービス納付業務を
厚労省から受託した事から昨日はストップ高。
本日も1200円台まで上伸しています！

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　単発スポット銘柄の見解
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◆≪木村泰章のキャッシュキング銘柄（****）≫
IR開示がニュース配信された事を背景に後場切り返し。
フォローメールも配信致しましたのでご参照ください。

◆≪木村泰章のSSS級銘柄（****）≫
午前中に一時銘柄公開後の高値を更新！
出来高の増加面をポジティブ視しています。


執筆：木村泰章