ナスダック安を嫌気し続落 26900-27200円のレンジを想定

【米国株】
　28日のNY株式市場は決算への反応でまちまちの展開。景気敏感株が買われダウが5日続伸となった一方、ナスダック指数は続落した。米商務省が発表した7-9月期GDP（速報値）が前期比年率換算で2.6%増と市場予想（2.4％増）を上回る伸びとなり、景気に対する過度な懸念が後退。GDPの内訳で個人消費の伸びが鈍化したことや9月耐久財受注で設備投資の先行指標となるコア資本財（非国防資本財から航空機を除く）の受注が予想に反して減少したことを受け、米10年物国債の利回りが3.9％台に低下しダウは一時550ドルを超えて上昇した。一方、冴えない決算を発表したメタ（フェイスブック）が急落し、引け後に決算発表したアマゾンも急落。ハイテク株の比率が高いナスダック指数は終日軟調な展開となり続落。

【注目ADR】
銘柄名　　　　国内引け　　　 ADR　　　　　騰落率
信越化　　　　 15,400　　　15,918.5　　　 +3.37%
＊上方修正を好感


【★日経平均見通し★】
　本日の日経平均株価は、ナスダック安を嫌気し続落と見る。CME日経平均先物の終値は2万7075円で27日の東京市場の日経平均終値2万7345円と比べ270円ほど安い水準。


－【重要指標】－
●日経平均株価PER：12.58
　　　　　　　PBR：1.15
　　　　　　　配当利回り：2.32

●騰落レシオ（25日）88.39％
●空売り比率　43.8％：今週40％を割れてくるか注目
●日経平均ボラティリティー・インデックス　22.79迄低下：今週20割れまで行けるか注目


－【前営業日（10/27）のおさらい】－
日経平均　27,345.24（-86.60）：時間外アップル小幅高、アマゾン12％安
TOPIX　　　1,905.56（-12.65）：キヤノンが足を引っ張る
マザーズ　　 747.82 （-0.50）：時価総額上位は利食い先行が多かった

東証プライム売買代金　2兆6894億円
値上がり484／値下がり1273／変わらず80
グロース売買代金　1580金億円：Atlas Technologiesで膨らむ

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【今週の重要スケジュール】

28日（金）
米 9月 コア個人消費支出(PCE)価格指数(前月比) 21：30（予想5.2％、前回4.9％）
日 日銀政策金利決定 15：30（政策変更についての言及があるか注目）