株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

(一社) 人工知能学会:18801(公社)日本証券アナリスト協会:01159

あすなろ投資顧問

2022-10-29 09:00:00

アナリスト木村の銘柄研究部

株価チェックのホントの重要性

結論からまいりましょう。
「株価に込められた市場のメッセージを読み取る」こそが株価チェックの最も重要な点です。

「ラッキー!ストップ高だわ!」とか、「下がってとほほ。。」だとか、もちろん、保有株の値動き自体に一喜一憂する事は充分理解できます。
しかしながら、見るべきポイントは他にも多く、かつ、この先の当該株の値動きだけでなく、全体相場の「温度感」こそを測り、方向性を想定する事の方こそ、むしろ重要です。

実際の例をご紹介しましょう。

10月の初頭に公開させていただいた、【木村泰章のSSS級銘柄】には、ほぼ毎日のように、現値の3%下近辺と、4%上付近に、まとまった買い注文と売り注文が出ています。

値動きにつれてこの売り買いの注文も、水準訂正が繰り返され、上昇幅が大きい日には上値の売り注文が、上方へ「逆訂正」されたり一旦取り消されたり、下落時には逆に、下値の買い注文が下方に「逆訂正」されたりするケースを「観測」しています。

株価チェックとは、常に、継続的に、こうしたところまでをチェックし、なんらかの「気付き」を「発見」する事こそが大事なのです。

この「状況」が何を意味しているのか?
ここから読み取れる「メッセージ」とは何なのか?
ゆえに、これから先の値動きをどう予想するのか?

もちろん、当該推奨銘柄をご購入いただいた会員様にしかお伝え致しません。
そここそを考えながら、当該推奨銘柄に関するお取り組みのアフターフォローを行っているからこそ、弊社の売買助言のクオリティは、他社さんとは比べ物にならないレベルであろうと自負している次第です。

もう一例、「シンボルストック」的な銘柄に関する株価チェックから、相場全体の「温度感」を測る「やり方」もご紹介しましょう。
簡単ですから、是非とも会員様各位にも実践していただきたいと思います。

例えばソニーグループ(6758)。
私は、日経平均やTOPIXという株式指標と同様に、過去30年ほどの間、ソニー株をマーケットウォッチの指標銘柄として、登録銘柄画面から消した事は1度もありません。

ソニーの株価は足元で、1万円を、なかなか明確に上抜く・上放れる事ができません。
5日移動平均線は切り上がり、25日移動平均線を上抜きましたが、1万円を上抜く・上放れる事ができるか、それが11月1日に予定されている2Q決算前後となるのか否か、そここそがポイントであって、日々の値動きが2%高しても1%安しても、そこは大して問題視していません。

電気機器銘柄群や電子部品銘柄群、さらにはハイテク銘柄全般の株価の方向性を占い、強いては全体相場の「温度感」を測るうえでも、ソニーの1万円の攻防の行方は、目下のところ最重要ポイントでありましょう。

大サービスでもうひとつ!(^^)!

ファナック(6954)の2万円も、市場の「温度」観測には有効だろうと思います。
10月27日の取引終了後に業績予想を小幅に下方修正した影響で、2万円を割り込みましたが、3月に付けた安値18740円を下回る事無く「踏みとどまりました」。
市場が、「悪材料出尽くし」と見るかどうかが、機械株全般や相場全体の切り返しに、影響を与えるであろう事は申し上げるまでもありません。

「相場は相場に聞け」という格言どおり、日々の株価チェックは非常に重要です。
どうせチェックするなら、単なる「値動き」を追うだけでなく、何らかの「気付き」を発見できるよう、内包された市場の「メッセージを読み取る」よう、会員様各位ご自身でトライしていただきたいと存じます。



執筆者:木村泰章

無料新着記事

記事一覧へ

今ご登録で特典5銘柄+大石銘柄+5000ptをプレゼント!

今すぐ無料登録 クリック