株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

(一社) 人工知能学会:18801(公社)日本証券アナリスト協会:01159

あすなろ投資顧問

2022-11-10 17:00:00

アナリスト木村の銘柄研究部

10月工作機械受注統計速報:想定していたとはいえ厳しい状況

結論から先に申し上げますが、工作機械全般は未だ厳しい状況から完全には抜け出せていないものと見ます。

先ほど15時に、10月分の工作機械受注統計速報が日本工作機械工業会から発表されました。

9月の受注総額数値が前月比・前年同月比共にプラスだった為に、若干の反動減は想定していましたが、全般的に下ブレしてしまったような印象です。

特に「内需」部分が、前月比で15%減、前年同月比で11.4%減と、2ケタの減益率となっている点が目を引きます。

工作機械セクターの代表銘柄のひとつツガミ(6101)は、11月8日に今期中間決算の発表と共に、通期の連結最終利益を従来予想の95億円から84億円(前期は94.8億円)に下方修正し、一転して減益見通しとなってしまいました。

原因として挙げられていたのは「中国市場の回復が不透明」という点。
一方で、上掲のとおり、足元では「内需」も悪化しているのですから、「良いとこ無し」です。

大手どころでは、ファナック(6954)の株価も一時20000円を回復しましたが、なかなか定着しません。

他方、建機大手であり、中国の経済動向の影響を受けやすいと目されるコマツ(6301)は、10月31日に業績の上方修正を発表し、株価は3000円どころまで切り返してまいりました。
同業の日立建機(6305)も上方修正を機に、ギャップアップで3000円台に切り返しています。

このように、機械セクター全般に関しては、目先の株価推移が読みにくい状況です。
読みにくいから「不透明」、「不透明」だから「不確定要素=リスクあり」と受け止められ、なかなか買いの手が入らないという悪循環が続いてしまっているように思います。

機械セクター全般は一部を除き、未だ悪材料出尽くし感には程遠い印象と、お伝え致します。

━━━━━━━━━━━━━━
 個人的に気になっている銘柄
━━━━━━━━━━━━━━
◆日本精工(6471)
遂に800円どころを上放れるか?
と期待しましたが、う~む。

◆POPER(5134)
11/15東証グロース市場に新規上場予定。
教育向けDX支援。
地方の学習塾は個人経営も多くコスト低減需要ありそう。

◆ベースフード(2936)
11/15東証グロース市場に新規上場予定。
完全栄養食のパン「BASE」を販売。
1カ月同じ味のものを食べたことがあるが飽きない。

━━━━━━━━━━━━━━
 私のコラムで紹介した銘柄
━━━━━━━━━━━━━━
◆ユーザベース(3966)
まさかのTOB!
TOB価格は1500円ですから、
当然のストップ高!
おめでとうございます!

━━━━━━━━━━━━━
 単発スポット銘柄の見解
━━━━━━━━━━━━━
◆≪木村泰章のキャッシュキング銘柄(****)≫
ほらねっ!
明日の値動きをお楽しみに!
もちろんフォローメールも配信予定です。

◆≪緊急即日公開銘柄2022[第16弾](****)≫
高値保ち合いですが崩れません!
上昇トレンドをキッチリ維持。

執筆:木村泰章

無料新着記事

記事一覧へ

今ご登録で特典5銘柄+大石銘柄+5000ptをプレゼント!

今すぐ無料登録 クリック