半導体関連に警戒感で反落 27800-28100円のレンジを想定

【米国株】
　16日のNY株式市場は、小売企業の先行き下方修正や半導体メーカーの減産発表で反落。10月の小売売上高は前月比1.3%増と市場予想（1.0％増）を上回ったが、米ディスカウント大手のターゲットが22年11月-23年1月期の業績予想を下方修正。年末商戦を控え、消費への影響が警戒されて軟調に推移した。また、米メモリーチップ大手のマイクロンは「DRAMとNANDのウエハーを減産する」と発表し、半導体株に売りが先行し指数は軟調に推移した。

【注目ADR】
銘柄名　　　　国内引け　　　 ADR　　　　　騰落率
東エレク　　　 46,400　　　45,299.9　　　 -2.37%
＊SOX指数急落の影響か


【★日経平均見通し★】
　本日の日経平均株価は、半導体関連に警戒感で反落の展開と見る。CME日経平均先物の終値は27920円で16日の東京市場の日経平均終値28028円と比べ110円ほど安い水準。


－【重要指標】－
●日経平均株価PER：12.61
　　　　　　　PBR：1.15
　　　　　　　配当利回り：2.27

●騰落レシオ（25日）106.24％：120％以上は過熱
●空売り比率　40.2％：今週、11/8の38.3％を下回れるか
●日経平均ボラティリティー・インデックス　20.38迄上昇


－【前営業日（11/16）のおさらい】－
日経平均　28,028.30（+38.13）：ソフトバンクが続伸
TOPIX　　　1,963.29 （-0.93）：東京海上が軟調
マザーズ　　 791.44（+11.03）：5日連続陽線

東証プライム売買代金　3兆5132億円：連日の3兆円超えでしっかり押し目買いが入る
値上がり940／値下がり821／変わらず75
グロース売買代金 1844億円：2000億円割れ、盛り上がりに欠ける

------------------------------
【今週の重要スケジュール】

17(木)
欧 10月消費者物価指数(改定値)(前年同月比) 19：00（予想10.7％、前回10.7％ 上振れはネガティブ））

18(金)
米 10月 中古住宅販売戸数 24：00（予想438万戸、前回471万戸 下振れで金利低下ポジティブ）