まず最初に申し上げますが、本日のコラムで取り上げる銘柄は、会員様各位に買い推奨するつもりはありません。
むしろ、注目銘柄なのに、なぜ、買い推奨できかねるのか、という点こそを皆様にご紹介し、投資対象銘柄選択の際の「考慮ポイント」のひとつとしてご認識いただければと思います。

株価は本日の終値が2328円。
配当は40円なので、利回りは1.7％程度。
今年5月の1400円割れから、半年間で11月7日に年初来高値となる2662円まで、右肩上がりが続いてきました。
単純計算ですが、100株買っておけば14万円が半年ほどで26万円に、1000株買っておけば140万円が260万円になった計算になります（手数料・税金は考慮せず）。

時価総額は52億円で小型株に属します。
足元の業績推移は拡大局面にあって、今期の会社計画ではEPSが147.11円。
本日の終値から逆算すると現在のPER水準は15.8倍程度。
業種は小売業で、スタンダード市場銘柄なので、東証の『規模別・業種別PER・PBR（連結・単体）一覧』を参考とすれば、平均的なPER水準である21.3倍（10月）に比べ未だに「割安」とも言えましょう。
https://www.jpx.co.jp/markets/statistics-equities/misc/04.html

ROEも10％～14％程度と高スペック。
財務面も利益剰余金が有利子負債を上回っており、バランスは悪くありません。
PBRもギリ1倍台です。
「リユース」という株式テーマのひとつにも沿っています。

一方で、海外投資家勢の保有比率は僅か0.4％、投信保有率に至っては「ゼロ」です。
つまり、機関投資家勢からは「敬遠」されている事が窺えます。

なぜか？

流動性が低すぎるのです。
過去半年間の1日の出来高は最大で17,700株、平均すると数1000株、かつ、商いが成立しなかった日（つまり出来高ゼロ）が4日もあります。
1000株どころか、100株売り買いする事さえ「困難」である可能性があるわけです。
機関投資家勢は運用対象に加える事ができず、私ども投資助言者も皆様に「推奨」する銘柄にはなり得ません。
じゃあ、注目なんかする必要無いじゃないか！と思われるかもしれませんが、
そうではありません。
ここがM&Aの相手先になったり、TOBの対象先になったりする可能性は、まだまだ充分に考えられます。
特に、大株主として10％超を保有している「リユース」企業の「上位企業」あたりにとっては、結構魅力的な案件なのではなかろうかと「邪推」している次第です。

会員様各位が銘柄選択なさる際のチェックポイントとしては、実は「流動性面のチェック」も大事であり、かつ、仮に流動性が低くとも、M&A/TOB期待という目線は残しておきたい、とお伝え申し上げたいと存じます。


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コラム内で取り上げた銘柄
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◆ワットマン（9927）
◆ハードオフコーポレーション（2674）

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個人的に注目している銘柄
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◆ブックオフＧＨＤ(9278)
リユース関連店舗、全部まとめて1社にするわけにはいかないんでしょうか？

◆トレジャー・ファクトリー（3093）
リユース関連店舗、全部まとめて1社にするわけにはいかないんでしょうか？

◆三和油化工業（4125）
生活必需品だけでなく、大枠でのリユース・リサイクルという面では、業種別では「化学」に分類されるこちらの方こそ投資対象としては「優位」と見ます。
今期最高益見通しです。

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　単発スポット銘柄の見解
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◆≪ボロ儲けマネーシャワー銘柄（****）≫
第1ターゲット達成おめでとうございます！
フォローメールで利食い売りをご提言しましたのでご確認ください。

◆≪億男Wのビリオネアメソッド銘柄-PREMIUM-（****）≫
急騰後も大崩れしないという事は、やっぱり↑ですね。

◆≪木村泰章のキャッシュキング銘柄（****）≫
下がれば必ずと言って良いほど買ってくるイメージですね。
やっぱり↑だと思います。

◆≪木村泰章のレッドダイヤモンド銘柄（****）≫
忘れてもらっては困ります。
良い押し目と見ます。
もうちょっと下も狙えるかも？



執筆：木村泰章