手掛かり材料難で続落 27600-27900円のレンジを想定

【米国株】
　2日のNY株式市場はボーイングの大幅高もありダウはプラスに転じた。11月の米雇用統計で非農業部門の雇用者数が前月比26万3千人増と、市場予想（20万人増）を大幅に上回り、失業率は3.7%で横ばいだったものの平均時給の伸び率が上振れ、米長期金利が上昇して売りが先行。賃金インフレへの警戒から、ダウは一時350ドルを超える下げをみせる場面もあった。ただ、米10年物国債の利回りが3.4%台に低下したことを受け下げ幅を縮小した。

【注目ADR】
銘柄名　　　国内引け　　　 ADR　　　　　騰落率
NTT　　　　　3,723　　　 3,671.7　　　　-1.38%
＊チャート崩れる


【★日経平均見通し★】
　本日の日経平均株価は、手掛かり材料難で続落の展開と見る。CME日経平均先物の終値は2万7710円で、先週末の東京市場の日経平均終値2万7777円と比べ70円ほど安い水準。


－【重要指標】－
●日経平均株価PER：12.62
　　　　　　　PBR：1.14
　　　　　　　配当利回り：2.29

●騰落レシオ（25日）101.55％
●空売り比率　45.4％：45％超えは11/4以来
●日経平均ボラティリティー・インデックス　20.36迄上昇：20超えで注意


－【前営業日（12/2）のおさらい】－
日経平均　27,777.90（-448.18）：健全な調整
TOPIX　　　1,953.98 （-32.48）：日経平均株価より弱い
マザーズ　　 798.98 （-7.46）：押しが浅く、強い印象

東証プライム売買代金　3兆1717億円：3兆超えで押し目買い入る
値上がり167／値下がり163／変わらず32：全面安の展開
グロース売買代金　1629億円：サイフューズで膨らむ

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【今週の重要スケジュール】

5（月）
米 11月 ISM非製造業総合指数 24:00（予想53.5、前回54.4、下振れはネガティブ）

7（水）
欧 Q3 国内総生産(GDP)改定値(前期比) 19：00（予想-0.3％、前回-0.3％）
欧 Q3 国内総生産(GDP)改定値(前年比) 19：00（予想-1.1％、前回-1.2％）

8（木）
日 Q3 国内総生産(GDP)年率2次速報値(前期比) 8：50（予想-1.0％、前回-1.2％）

9（金）
米 12月 ミシガン大消費者信頼感指数速報値 24：00（予想56.9、前回56.8、下振れはネガティブ）