NY株安を嫌気して続落 27200-27500円のレンジを想定

【米国株】
　16日のNY株式市場は景気後退懸念より続落。米12月製造業・サービス業PMI速報値は46.6と、前月の確定値の46.4から想定外に低下したため、景気後退を懸念した売りが先行した。FRB高官がインタビューや講演で「政策金利を高水準で長期にわたり維持する姿勢」を再確認し、長期金利やドルが上昇し売り圧力となった。この日は大口オプション（4兆ドル規模）の満期日に当たり、また、テクニカル要因での買戻しも入ったため、ダウは下げ幅を縮小して終了した。

【注目ADR】
同日の日米株式相場が下落し、日本株ADRも売られやすかった。
オリックスやホンダ、トヨタが下落した。
メガバンクが堅調推移だった他はマイナスが目立つ。


【★日経平均見通し★】
　本日の日経平均株価は、NY株安を嫌気して続落の展開と見る。CME日経平均先物の終値は2万7280円で、先週末の東京市場の日経平均終値2万7527円と比べ250円ほど安い水準。


－【重要指標】－
●日経平均株価PER：12.58
　　　　　　　PBR：1.14
　　　　　　　配当利回り：2.31

●騰落レシオ（25日）102.24％
●空売り比率　44.5％
●日経平均ボラティリティー・インデックス　18.07迄上昇：今週は20を超えるか注目


－【前営業日（12/16）のおさらい】－
日経平均　27,527.12（-524.58）：ファストリが約100円押し下げる
TOPIX　　　1,950.21 （-23.69）：東芝が支える
マザーズ　　 774.83 （-11.61）：一目均衡表の基準線で下げ止まる

東証プライム売買代金　3兆4268億円：3兆円超えで押し目買い入る
値上がり290／値下がり1493／変わらず56
グロース売買代金　2415億円：そーせいで膨らむ

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【今週の重要スケジュール】

20日（火）
日 15：30 日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表（予想現状維持、YCCの言及あるか）

22日（木）
米 22：30 7-9月期四半期実質国内総生産(確定値)(前期比年率）（予想2.9％、前回2.9％）

23日（金）
米 22：30 11月個人消費支出(PCEコア・デフレーター)(前年同月比)（予想4.6％、前回5.0％、上振れはネガティブ）
米 24：00 11月新築住宅販売件数(年率換算件数)（予想60万件、前回63.2万、下振れはネガティブ）