株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2022-12-21 17:00:00

アナリスト木村の銘柄研究部

来年の3月末に私がこっそり買っちゃおうかなと思っている銘柄

ふふふ。
思わず、ちょっと覗いてやろうかと思っていただけましたか?
本日は「意外性」のお話です。

「意外性」が大きいほど、株価に与えるインパクトも大きいという「理論」は、
既に会員様各位が良くご存じのとおりです。
減益予想だった企業が、一転増益見込みに転じれば、売り手は慌てて買い戻しに走り、遅れまいとした買い手の上値追いが加速するケースも珍しくありません。

足元で最も「意外」だったのは、言うまでも無く日銀の金融政策の転換でしょう。
その余波は本日も株式市場に及んでおり、全体相場はなかなか切り返しに転じられません。

話はちょっと飛んで、その前の「意外性」として記憶に新しいところでは、サッカーワールドカップでの日本代表の大健闘も「意外」でした。
私はサッカー解説者ではありませんので、専門的な話はできません。
しかしながら、専門家では無いからこそ、ドイツ戦、スペイン戦の勝利の主因について、会員様各位にも概ねご納得していただけそうな「仮説」をご紹介する事はできます。

あくまでも個人的・仮説的な見解ですが、ハッキリ申し上げましょう。
森保監督の采配がお見事と感じたのは、、
「戦術」では無く「戦略自体」を1ゲームの中で変更した点だったと考えています。
「ジャイアントキル」と呼ばれた、世界屈指の強豪チーム、ドイツとスペインに対する歴史的な勝利は、共に「前半と後半で戦略自体をガラリと変更した」「意外性ゆえの勝利」と見ます。

「戦略」部分はコロコロと変更するべきでは無い、と認識される傾向が強く、
場面・場合に関する柔軟な対応は、「戦術」として行うべし、との認識が「一般論」でありましょう。
例えば、サッカーのゲームの進め方として、「守りを固める」というのは「戦略」であって、守りに重きを置いたポジションを取る為に「守備的な選手交代を行う」というのは「戦術」に当たりましょう。

会員様各位の先輩諸氏には、サッカーではなく、野球の話に置き換える方がわかりやすいかもしれません。
1アウト満塁で、打席には3番サード長嶋。
一般論的には、セオリー的には当然ヒッティングですよね?
でもそこで、ミスターがスクイズしたら、皆が呆気にとられるくらいの「意外性」があるとは思いませんか?

株式投資については、この「意外性」こそ、個人投資家の皆様の「強み」ではないかと思っています。
セオリーや一般論と真逆の投資行動を取る事は、最終投資家に対する説明責任がある機関投資家には「できません」。
一方で、ご自身こそが「最終投資判断者」である個人投資家は、良い意味で「なんでもアリ」だと考えます。

「なんでもアリ」だから、ストップ高になっている銘柄に「飛び付き買い」をするのではありませんよ。
市場関係者のほとんどは、「なんでもアリの個人投資家はセオリーも理論も無視しがち」と思い込んでいます。
ですからそこを逆手にとって、「なんでもアリ」の個人投資家だからこそ、まず、セオリーなり理論なりを「理解する」事こそが「意外性につながる」ものと考える次第です。

日経平均が4日連続で下げ続け、1500円以上の下落となれば、セオリー的には「何もせずに様子見」です。
売りも買いも控えるべきでしょう。
「大きな下落で怖くなってポジションを全て損切りした」という投資行動は、
察しやすい、もっともらしい行動であるからこそ「意外性」はなく、むしろ、セオリー無視でしかありません。

一方で、「突っ込み買い」に関しては、「相場の流れに逆らっている」という点ではセオリー無視ながら、
「戦術」としては「無し」でも、中長期目線の「戦略」としては「アリ」です。
はい、大きな下落の際に仕込んで数年間保有し続けるという「BUY&HOLD」戦略には沿っているからですね。
「長期戦を覚悟」という「リスク」承知のうえであれば、「BUY&HOLD」という「戦略」に沿って、「突っ込み買い」するか「切り返し時に買う」かの違いは、単なる「戦術」の違いでしかないからです。
ましてや、市場関係者のほとんどは、
「なんでもアリの個人投資家がBUY&HOLD戦略など理解しているハズないし行わない」と思い込んでいるかもしれないのです。

そう、ヘッジファンドも〇〇筋も、個人投資家の「迎合しやすい心理」こそを「利用」する事で利益を上げています。
「売り仕掛ければ」、怖がった個人投資家の投げがかさみ、
「買い仕掛ければ」、期待と思惑に胸を膨らませた個人投資家が飛び乗ってくる、と「たかをくくっている」のです。
じゃあ、その逆を行ってやろうではありませんか!

私も1人の個人投資家になったつもりで、会員様各位と同じ目線のつもりで、
「来年の3月末に買う候補銘柄」を、やや「突っ込み買い目線」で選んでみました。
今すぐではなく、3月末としたところは、セオリーや理論をも考慮した結果ですが、
顕著な下落が見られた銘柄こそを買おうというのは、いわゆる「逆張り」ですから、リスキーである事は承知の上です。
でも、その「リスク」は長期目線の「BUY&HOLD」で相殺できると考えています。

この銘柄、実は、11月の終盤と12月の序盤に、弊社の「取り組み注意銘柄」として2週連続で取り上げ、「短絡的な飛びつき買い」を控えるよう警鐘を鳴らしてきました。
プライム市場銘柄ですので、全体相場の下落という影響もあったでしょうが、
案の定、同社株は12月初旬の高値水準から、足元では20%超の下落となっています。
11月以降の株価急上昇分を全て吐き出してしまった形です。
ストラテジストの木村が決して「選ばない」タイプの銘柄、と会員様各位はご認識なさっているかもしれません。

しかしながら、業績推移面に着目すると、今期は営業赤字縮小、来期は最終利益も黒字転換が見込まれています。
2月決算企業なので、本決算が発表されるのは来年の4月、併せて来期の会社計画も示される事になりましょう。
足元は赤字なので無配ですが、来期は復配の可能性も期待され、そこそこ「BUY&HOLD」戦略向きのスペックと見ます。
なによりも、自らがこきおろした銘柄を買おうとしている、という「意外性」こそを皆様に明示したいがゆえのご紹介です。

もうバレバレですね。
はい、コチラです。
・ハブ(3030)

個人投資家が、「意外にも」「戦略的な」「理論とセオリー」を理解して、敢えて「リスク承知の」「戦術的な」「投資行動」を取り始めたら、機関投資家勢にとっても、ヘッジファンドや〇〇筋にとっても、脅威になりえるように思う次第です。



執筆:木村泰章

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 単発スポット銘柄の見解
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◆≪木村ゴールド会員銘柄(****)≫
想定どおりの逆行高だったと見ます。
いち早く「通常状態」に戻った印象です。
明日も楽しみですね♪

◆≪木村泰章のSSS級銘柄(****)≫
コチラも「日銀ショック」と影響軽微。
そろそろ再エントリーor買い直しタイミングと見ます。

◆≪億男Wの必殺即日公開銘柄(****)≫
今の株価水準で買えなくなる前にお買い付けください!
グロース株です。



執筆:木村泰章

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