後場の注目株 「個別テーマをはやす動き」
前場の取り組みお疲れ様でした。
日経平均株価は1万6452円95銭(前日比-189円28銭)と反落。先週末に発表された米雇用統計を受け、米利上げ時期の後ずれ観測が広がり、ドル円相場では円高ドル安が進行。寄り付き直後から輸出企業を中心に大きく売られ一時319円安の場面も。売り一巡後は輸出企業の戻しを受け下げ幅を縮小させましたが、出来高も薄く相場が大きく転換したと見るには時期尚早。引き続き中小型を中心としたフットワークを意識したポジション取りが有利か。
◆後場の注目株レポート
クリムゾン(2776)
「RUSS・K」や「PIKO」などのカジュアルウェアの企画、生産委託を行っており、卸売を中心に商品販売事業を展開。6月3日の大引け後に発表された第一四半期決算では、前期比で大幅な増収で着地しており、最終損益は1100万円の黒字回復。時折、全市場値上がり上位に顔を出す同社だが、過去の動きを見る限り、その賞味期限は1日。大幅高翌日は陰線が多いが、ここ数年赤字が続くなか今回は業績がついてきており、いつも違うクリムゾンを見せて貰いたい。
ソト―(3571)
繊維製品の染色加工と製造、販売及び不動産事業を展開。3日引け後に東京証券取引所が10日付で1部銘柄に指定するとの報道を受け、ファンドへの組み入れ期待で本日人気化。2004年には2000円を越えていた同社だが、当時の急騰劇は、安定的な財務に目を付けたスティールパートナーズとのTOB合戦である。今期は増収増益予想を発表済みだが材料視されない日々が続いていただけに、今後も何かインパクトのある出来事が求められる。
クラウドワークス(3900)
不特定多数向けの業務委託のマッチング事業を展開。先日閣議決定された「男女共同参画白書」では、就業時間の改善策として在宅勤務などの導入に関した言及があり、同社の様なビジネスモデルの企業にとっては国策の恩恵も期待出来る。足元は赤字が続いているが、閣議決定後は出来高を伴い年初来高値を更新。昨年末同様に700円近辺では一服したが、この水準を抜けるようであれば、昨年夏の水準も視野に。足元の上昇相場一服後も注目したい。
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