株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2023-01-04 17:00:00

アナリスト木村の銘柄研究部

今後は【金融相場】サイクル入り、との見通しに賛成

明けましておめでとうございます。
本年も何卒宜しくお願い申し上げます。

年始ですので、お約束どおり、今年の相場展開を私なりに占ってみたいと存じます。

その為には、昨年末までの全体相場の動きを基に、現在の足元が「相場サイクル」のどこに位置しているのかを、認識する事が必要となりましょう。
ただし、この「認識」は、「時間軸」の取り方・捉え方によって、どうしても個人差が生まれてしまう為に、あくまでも私個人の現時点での見通し、としてご参照いただければ幸いです。

会員様各位は、おそらく「相場サイクル」について、なんとなく、ご理解・ご認識いただいているものとお察し致します。
一般的に株式相場は、4つのサイクルを「ひとくくり」として繰り返す事で知られています。
いわゆる、「金融相場」「業績相場」「逆金融相場」「逆業績相場」の4つのサイクルです。

個人的には概ね昨年末までの相場を、「米国の」金利が上昇する事による「逆金融相場」から、金融引き締めにより景気が下降し、企業業績が悪化して株価が下がる「逆業績相場」に移行しつつある局面だったと見ています。

ここで問題となるのは、「米国の」と上述しましたとおり、米国を始め「日本を除く」世界の先進国が、先んじて「逆金融相場」入りしていた一方で、「日本は」未だ、ようやく金利が上昇しそうな局面にある為、いわゆる「タイムラグ=時間差」感から、「日本は」この先さらに、「逆業績相場」=株価が下落に向かう事を懸念する向きが少なく無い点です。

しかしながら、昨年1年間の「日本の」株式市場の推移は、結局のところ米国の金利政策の影響こそを最も色濃く反映した形となりました。
つまり、「日本固有の」相場サイクル感よりも、やはり、「全世界的な」相場サイクルに引っ張られた形で、ゆえに、今年の日本の株式市場の動向も、結局のところ「全世界的な」相場サイクルに追従する事になろう、と考える次第です。

言い換えると、足元、少なくとも昨年末までの「日本の」相場サイクルは、既に「逆業績相場」入りしていた可能性が高いと見るべきであろうと存じます。

その「サイクル」の「時間軸」は様々なので、ここが意見・見解の分かれるところですが、例えば「景気敏感セクター」と目される事の多い、機械セクターの株価が総じて冴えない事からも、個人的には、日本の株式相場は既に「少なくとも」「逆金融相場」入り、さらには「逆業績相場」「も」果たしていたものと見ています。

ですから、「サイクル的には」、次の局面として想定されるのは「金融相場」です。
これは、いわゆる「不景気下の株高局面」に当たります。
さらに、「サイクル的には」、「金融相場」の後は「業績相場」が来る「ハズ」なので、更に株価は上昇する事が期待されましょう。

私は概ね、今年の前半を「金融相場」、年後半を「業績相場」に転じ始めるものと想定しており、となれば、年前半にも一旦、日経平均は30000円を目指し、その反動安はあろうものの、再度年末には30000円を目指すものと考える次第です。
年前半は「景気敏感セクター」、後半は「業績拡大が見込める個別成長株群」が、相場の牽引役として期待できるだろうと見ています。

今年「こそ」「強気」のスタンスでまいりましょう。



執筆:木村泰章

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 個人的に注目している銘柄
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◆日工(6306)
◆東洋製罐Gディングス(5901)
◆浜井産業(6131)
◆豊和工業(6203)
景気敏感という面ではこの4銘柄をウォッチしておきたいと思います。

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 私のコラムで紹介した銘柄
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◆日本スキー場開発(6040)
本日は一時昨年来高値を更新。
いわゆる「シーズンストック」的な側面も株価にプラス寄与しているものと見ます。

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 単発スポット銘柄の見解
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◆≪木村ゴールド会員銘柄(****)≫
大引け間際に本日の高値を取って、結局プラスで引けました。
今週の値動きも楽しみです。

◆≪木村泰章のSSS級銘柄(****)≫
小じっかり!
「再エントリー」や「買い増し」のポイントまでもう少し!

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