米国CPIを控えて様子見 26300-26600円のレンジを想定

【米国株】
　11日のNY株式市場は利上げ減速期待から買いが優勢となり、ダウは続伸、ナスダック指数は4日連続で上昇した。市場では12月のCPIの伸びが鈍化し、米連邦準備理事会は利上げペースを減速させるとの見方が強まっている。また、先週末発表の12月の米雇用統計で平均時給の伸びが縮小し、賃金インフレの鈍化を示唆し、米10年物国債の利回りが低下したこともありハイテク株も物色された。ボストン連銀総裁が次回FOMCでの利上げ幅について「0.25％に傾いている」と発言したことも好感された。

【注目ADR】
銘柄名　　　　国内引け　　　 ADR　　　　　騰落率
東エレク　　　42,990　　　 44,082.7 +2.54%
＊米SOX高を好感か


【★日経平均見通し★】
　本日の日経平均株価は、米国CPIを控えて様子見の展開と見る。CME日経平均先物の終値は2万6525円で、昨日の東京市場の日経平均終値2万6446円と比べ80円ほど高い水準。


－【重要指標】－
●日経平均株価PER：12.22
　　　　　　　PBR：1.10
　　　　　　　配当利回り：2.38

●騰落レシオ（25日）94.52％
●空売り比率　43.5％：今週40％を割れてくるか注目
●日経平均ボラティリティー・インデックス　17.33迄低下：リスク許容度が増す


－【前営業日（1/11）のおさらい】－
日経平均　26,446.00（+270.44）
TOPIX　　　1,901.25 （+20.37）
マザーズ　　 747.83 （+16.42）

東証プライム売買代金　2兆5894億円：12営業日連続で3兆円を下回る
値上がり1493／値下がり287／変わらず58：全面高の様相
グロース売買代金 1993億円：2000億円に近付き活況

------------------------------
【今週の重要スケジュール】

1/12(木)
米 22：30 12月消費者物価指数(CPIコア指数)(前年同月比)（予想5.7％、前回6.0％上振れはネガティブ）

1/13(金)
米 14：00 1月ミシガン大学消費者態度指数・速報値（予想60.5、前回59.7）