投資顧問・助言業者のトリセツ(取り扱い説明書)・その1
『危険かも!その業者、大丈夫ですか?アンケート』に、多数の貴重なご意見をお寄せいただき、ありがとうございます。
弊社に対するご要望、激励、お叱り、全て、1件1件、熟読させていただいております。
僭越ながら、会員様各位の「リテラシー」や「意識」が随分と向上し始めているなぁ、と素直に感服している次第です。
ご意見の数々を、今後の業務内容に反映し活かしていきたいと存じますが、正直なところ、「ん?それって勘違いなされているのでは?」と感じた点も幾つかありました。
本日と明日のコラムでは、会員様各位からお寄せいただいたご意見を基に、弊社をも含む、投資顧問・助言業者の見極め方や、利用の仕方について私見を述べさせていただこうと存じます。
名付けて「投資顧問・助言業者のトリセツ」です。
甚だ僭越ながら、まずは、会員様各位が「誤認してしまいがち」と思われる点から、ご指摘差し上げたいと存じます。
「推奨銘柄が上昇するかどうかこそが、投資顧問会社・助言会社の信用につながる」
こうお考えの会員様は少なく無いかもしれません。
しかしながら、このお考えは皆様にとってむしろ「危険」な印象です。
責任回避・転嫁するつもりは毛頭ございませんが、弊社の推奨銘柄はあくもでも、
「株価が上昇する可能性が高いと理論的に説明がつく銘柄」に過ぎません。
実際の株価推移が、推察や想定と異なったとしても、「株価の動向自体は何人たりとも事前察知不可能」である事が大前提で、値動きを「断定・確約できない」のですから、「値上がりしそうだ」との見解は、単なる「意見や見立て」に過ぎないのです。
一方で弊社は、その見解・意見・見立てを、「理論的根拠に基づいて組み立て説明する」努力を惜しみません。
会社取材をし、業績推移を精査し、テクニカル分析を加え、他社比較を行い、全体相場との兼ね合いも吟味します。
徹底的にやってます!
会員様各位にご認識いただきたいのは、ここで重きが置かれているのは、先行きの株価動向に関する推察が、「理論的根拠に基づいているか」という点「のみ」であり、「当たるか否か」では無い、という点です。
さらには、その「理論的根拠に基づいているか」という点こそが、推奨銘柄や、
何よりも、投資顧問・助言会社の「信用」に、直結する「最重要ファクター」であると考えています。
「外してばかりいたら信頼を失うよ」
「購入した情報でマイナスだった場合は返金してほしい」
「確度の高い情報のみ提供せよ」
「値上がり時期の明記が欲しい」
これらのお叱りが「勘違い」であると思えるのは、「情報料を支払えば、確度の高い情報が入手できる」という、利用者様側の「錯覚」や「誤認」によるところが大きいように思います。
「当たりハズレ」が信用につながるというご認識自体が「誤解」であり、
「お金を払った情報」だから確度が高いという「思い込み」をされているだけで、
「確度の高い情報」というものが存在すると「勘違い」され、
「値上がり時期が予測可能である」と「誤認」しておられると思います。
で、いわゆる「悪徳業者」はそこを逆手に取って、会員様各位の大切なご資産を狙ってきます。
「必ず勝てます」
「負けたら料金は全額返金します」
「株価が上がらなければ代替銘柄を提供します」
「独自ルートによる確度の高い情報です」
「1か月のうちに株価は2倍になります」
いずれも全く「理論的根拠」が示されておらず、断定的な見解ばかりが示され、
法に触れると思われる利益供与まで謳い、誤解を招く表現だらけです。
代替銘柄が提供されても、その銘柄の株価が上昇する事が「約束されているわけではない」事は、既に多くの会員様各位がお気付きのとおりです。
つまり、「悪徳業者に引っ掛からない」ように、会員様各位が「取りうるアクション(行動)」の「はじめの一歩」は、
「推奨銘柄が上昇するかどうかこそが、投資顧問会社・助言会社の信用につながる」というお考えを、会員様各位の認識の中から「排除」していただく事である、と申し上げたいと存じます。
インターネットの普及を背景に、いわゆる「情報の氾濫」が問題視されており、
情報量は莫大に増えた一方、その質は大きく低下し、かつ、その膨大な情報をどう利用するのかについては、情報利用者側の「リテラシー」の確立こそが求められます。
いわゆる、投資の「自己責任原則」です。
「どれが有益な情報であるか」を見極める事が重要なのではありません。
「溢れる情報をどう利用して有益なものとするか」こそが重要なのです。
皆様、「情報・状況分析」に自信をお持ちですか?
私達、あすなろ投資顧問は、情報量、その分析に自信を持っているつもりです。
加えて、その分析を経てご推奨する銘柄群の「選別」は、全て、理論的な根拠に基づいており、かつ、常に、会員様各位にとって「有益な助言」こそを第一義としております。
「正攻法」のみで、怪しく危険な「インサイダー情報」などに興味はありません。
明日のコラムでは、もうちょっと踏み込んだ「トリセツ」として、私なりに考えた「投資顧問・助言会社の利用法」を「暴露」したいと存じます。
執筆:木村泰章
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単発スポット銘柄の見解
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◆≪ザ・大石会員銘柄(****)≫
スベらんなぁ。笑
値持ちの良さは特筆すべきで、5日移動平均線の切り上がりっぷりも鋭角!
◆≪木村ゴールド会員銘柄(****)≫
来週も楽しみです。
こちらも5日移動平均線の切り上がりっぷりが鋭角!
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