株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2023-01-30 17:00:00

アナリスト木村の銘柄研究部

オイルマネーの日本株買いのその後

オイルマネーの日本株買いが話題となった昨年の初頭、特に、サウジアラビアの政府系投資ファンドであるパブリック・インベストメント・ファンド(PIF)による、「ゲーム・エンタメ関連」株の大量保有が市場関係者の間で話題となりました。

「次にPIFが買う銘柄は何なのか?」という予想も盛んだったように記憶しています。

あれからそろそろ1年が経過しようとしています。
PIFが大量保有している、ネクソン(3659)も、カプコン(9697)も、コーエーテクモHD(3635)も、東映(9605)も、任天堂(7974)も、株価はさほど大きく上昇しているわけではありません。

投資成果は、正直なところ、「可もなく不可もなく」といった印象です。

当然ながら、PIFの動向に関する市場関係者の興味は、だいぶ後退してしまったように感じます。

そのPIF、今年に入って久々に驚かされたのは、昨年末から今年の年初にかけての任天堂の買い増しです。
1月12日に、保有比率が5.01%から6.07%に増加した旨大量保有変更報告を届け出ています。

目を引くのは、昨年12月20日と21日の買いっぷり。
2日間で、市場内で買い付けた株数は実に717万株超!
全体相場が下落していた事から任天堂株も下落していた中での、「大量突っ込み買い」だった事が窺えます。

本日は取引終了後にコーエーテクモHD(3635)の今期3Q決算発表があり、3Q累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比56.5%減の168億円でした。
併せて、通期の同利益を従来予想の425億円から310億円(前期は486億円)に下方修正しています。

PIF、大した事無いじゃん!笑
少なくとも、PIFに「ちょうちん買い」を付けても、投資成果は上がっていない事になり、市場関係者の興味が一気に後退してしまった事も頷けます。
一体、どんな投資シナリオ・ストラテジーに基づいているのかについても、
投資成果が上がっていない限りは話題にさえ上らなくなるのは必然とも言えましょう。

日本への投資マネーは今後も継続流入するものと推察しますが、だからと言え、その投資スタンス・ストラテジーは、全ての個人投資家の「お手本」となるわけでは無さそうです。
あすなろの、グロース株優勢・逆襲見通しの方が、よっぽど現実的で理にかなっているようにさえ思った次第です。



執筆:木村泰章

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 個人的に注目している銘柄
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◆スポーツフィールド(7080)
◆ワンキャリア(4377)
◆ジャパニアス(9558)

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 私のコラムで紹介した銘柄
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◆ASTI(6899)
昨年来の高値を更新!
上値追いの展開はまだ継続しそうです。
2月9日の3Q決算も期待できそうですね。

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 単発スポット銘柄の見解
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◆≪木村泰章のキャッシュキング銘柄(****)≫
なんと●連騰!
出来高も増加傾向のまま決算発表を迎えそうです。

◆≪木村ゴールド会員銘柄(****)≫
ご心配無く!
上下に値ブレが激しいものの、着実に出来高は増加中です。

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