株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2023-02-03 07:00:00

本日の厳選株

注目の医療DXテーマ株

ケアネット(2150)

医師専門の情報サイトを運営。登録者は20万人を超えており、このプラットフォームを軸に様々なサービスを展開している。例えば、医療DX事業では同プラットフォームより得た知見で医薬品適正普及支援を行っている。実際に臨床の場に立つ医師の意見が形成された知識を製薬会社へ提供することにより、ニーズにあった医薬品開発を支えているようだ。実際に処方する医師と、開発する製薬会社に距離があれば、適正な医薬品が普及せず、患者の必要もないようなクスリを処方されるケースも散見される。同社サービスにより、ひいては診療報酬の適正化や、医療費、社会保障費削減に繋がろう。

昨年11月に発表した3Q決算における累計経常利益は約23億円。市場予想の約24億円には僅かに届かなかったが、進捗率は88%と悪くない。コロナ禍による、データ活用の医療ビジネスが伸びるのではないか、という期待度が先行していたように思う。ただ、先述したプラットフォームの会員獲得による投資費用がかさんだ模様で、利益の伸びは抑えられたようだ。会員医師が増えればプラットフォームの信頼性も増し、製薬会社が同社のサービスを積極的に求めてくるような好循環が生まれれば、来期は市場を驚かせるようなサプライズ決算が期待できるかもしれない。

株価は昨年10月をピークに調整。節目1500円を突破したという達成感を味わったことで、利益確定に踏ん切りがついた投資家による売りの影響が大きかったのであろう。1/6には底打ちが見られ、安値は1008円。グロース株好調の波に上手く乗れたためか、1000円を割り込むことはなかったものと考えられる。足元では徐々に値を戻しつつあり、一時注目された医療DXというテーマが再び脚光を浴びる日も遠くはないのかもしれない。まだ本格的なリバウンドには至っていないため、戻り歩調がキープできるか様子見しておくのも一考。

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